MixedRealityToolKit(以下MRTK)にはExamplesというデモサンプル集が含まれています。
Examplesを理解すればMRTKの機能の使い方を学習することやノンコーディングでのアプリ開発が可能になります。
前回から UX/Lines/LineExamplesを見ています。
前回の記事はこちら
〇デモシーンの概要
シーンにはSpline、Ellipse、Rectangle、Parabola、SimpleLineの5つのオブジェクトがあります。
〇Ellipseオブジェクト
ドーナツ状のラインです。
Splineオブジェクト同様Ellipse Data Provider、LineRenderer、MixedRealityLineRendererがアタッチされています。
SplineオブジェクトとEllipseオブジェクトの設定の比較は以下のようになります。
Splineオブジェクトと比較してMixedRealityLineRendererは線の色と太さに関する設定を除いて大差がありません。 EllipseDataProviderはSplineDataProviderに非常によく似ていますが、DistortionSettingsが異なるようです。
また、EllipseオブジェクトではEllipseDataProviderのBasicSettingsのLoopsが有効化されています。 これによってラインの始点と終点がつながりドーナツ状のリングになっているようです。
今回 Ellipseオブジェクトをざっと見たので次回は詳しく各パラメータを弄ってみます。