夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLensアプリで遊んでみる その③ HolOrigami

本日はHoloLensアプリ調査枠です。

現在Microsoft Storeには400を超えるHoloLens用のアプリが並んで、そのほとんどが個人の開発者によってリリースされており、Freeもしくは低価格で入手することができます。 今回第3回目としてHolOrigamiを遊んでみます。

前回の記事はこちらです

redhologerbera.hatenablog.com

〇どんなアプリ?

 https://youtu.be/xO2SIId_AI0


HolOrigami

 HolOrgimiはHoloLensを使ってておりがみの作り方を3Dアニメーション付きで見ることができるアプリケーションです。

storeにて無料で入手することができます(2019年12月現在)

www.microsoft.com

 狐、飛行機、鶴の三タイプのモードを選択すると3Dモデルの紙が表示されます。    NextかPlayを選択することで3Dモデルの紙がどんどんおられていき、狐、飛行機、鶴が完成するまでの過程を自由な角度で見ることができます。

〇Fox

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 狐の折り方です。

 複雑な折り方はなく、単純ですが、そのアニメーションの細かさに驚かされます。 

〇AirPlane

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紙飛行機の作り方です 

〇Crane

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 https://youtu.be/xO2SIId_AI0

 鶴の折り方です。

 狐や紙飛行機は一度作れば次からは何も見なくても作ることができますが、おり鶴は複雑な工程もあり、  

〇ここが面白い!

 このアプリの素晴らしいところは、言葉や2Dの映像では伝えることが難しい作業を適切に伝えることができるという点です。

 日本ではおりがみを折ることができる人は多いです。

 紙飛行機は多くの人が子供の時に作ったことがあるでしょう。

 ですが、そもそもおりがみという文化がない国や地域から来た人に一度でおり方を説明することは難しいです。

 HolOrigamiは一手順ごとにアニメーションを止め、見たい角度から見ることができるだけでなく、実際に手元で作業しながらそれを3Dモデルのホログラムとかぶせることができます。

 これはVRではなくシースルーのMRならではの特徴です。

 今年、HoloLens 2とともにMixedRealityを用いた新たなサービス、Dynamics 365 Guidesなどの作業支援のアプリケーションが発表されました。

 これはビジネス環境での作業支援ツールなのですが、一言でいえばHoloLensを用いたマニュアルです。

 今後HoloLensを用いたビジネス環境でのマニュアルとしての事例はますます増加すると思われます。

 HolOrigamiはHoloLensを用いて誰かに何かの手順を伝えるというアプローチをした最初のアプリケーションのように感じます。