MixedRealityToolKit(以下MRTK)にはExamplesというデモサンプル集が含まれています。
Examplesを理解すればMRTKの機能の使い方を学習することやノンコーディングでのアプリ開発が可能になります。
今回は 前回に引き続きMRTK v2.2.0で実験的にリリースされたPulseShaderExamples 見ていきます。
前回は実際にPulseShaderの適応されたMaterialのパラメータを弄って機能を調べました。
今回は続きから見ていきます。
〇Color Pulse
前回調査したPulse DriverはPulseの速さやメッシュラインが貼られてから全体が塗りつぶされるタイミングなどの設定でした。
Color PulseはテクスチャやFillなどで指定した色に関する設定のようです。
次の画像はColor Leading Fuzz 、Color Trailing Fuzzを0に設定したPulseになります。
・Color Center
Color CenterはPulseの塗りつぶしの色(Fill)の中央値です。
後述のColor Leading Fuzz、Color Trailing Fuzzと組み合わせて細かい表現を行うことができます。
・Color Leading Fuzz
Fillに指定した色が読み込まれる際のぼかし具合です。
・Color Trailing Fuzz
Fillに指定された色の終わりのぼかし具合です。
〇Noise
反映させるテクスチャのノイズを設定できます。
2019年末現在PulseShaderに関してドキュメントが少ないため手探りで調べています(もしドキュメントを発見できたらその都度追記します。)
PulseShaderはテクスチャ、Fill、ラインカラーの3要素がそれぞれ複雑に描画されるのでドキュメントなしでの機能の把握は難しいですが、うまく使いこなせれば効果的な演出を行うことができます。