夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

VRoid StudioとBlenderでオリジナルキャラクターを作る その④ 髪を揺らす Blenderに取り込む

本日はモデリング記事です。

 先日からVRoidStudioをもちいてキャラクターを作成し、Blenderと合わせてオリジナルのキャラクターを作成しています。

〇今回作成しているキャラクター

キャラクターを作成するうえでイメージを固めるためにプロフィール帳のテンプレートを用いてプロフィールを作成しました。

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第一回ではVRoidStudioを用いて顔を編集しました。

redhologerbera.hatenablog.com

第二回ではカラーコンタクトの写真を加工して瞳のテクスチャを作成しました。

また体格を調整して髪以外の大まかな部分を作成しました。

redhologerbera.hatenablog.com

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第三回では髪型を作成しました。

VRoidStudioでは一本一本手書きで書くこともできますが、ここではより簡単に細かい調整が行えるようにプロシージャルヘアーを用いて作成しました。

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〇髪を揺らす

前回髪型が完成しました。

VRoidStudioでは上部の[撮影・エクスポート]タブで作成しているキャラクターにアニメーションを付け動きをみることができます。

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デフォルトではスカートは動きに合わせて揺れ動きますが、髪の毛がまるでワックスで固めたかのように動かないことがわかります。

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短い髪ではそこまで気になることはないですが、やはり前髪などわずかに揺れたほうが自然です。 髪の毛を揺らしていきます。

[髪編集]タブから[揺れ物]タブを選択します。

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[ボーングループを自動生成]を選択します。この機能はアップデートで新しく実装された機能ですが、一度に髪にボーンを入れてくれます。

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うまくいくと髪の毛が画像のようにカラフルになります。 これがボーンが入れられた髪になります。

この状態で再び[撮影・エクスポート]タブでキャラクターを動かすと髪の毛の揺れを確認できます。

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以上で髪の毛を揺らすことができました。

〇衣装設定

ここからはBlenderで作業を行います。

その前にBlenderで作業が行いやすいように服装をシンプルなものに変えます。

上部タブから[衣装編集]タブに切り替えます。

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[デザイン]タブの[プリセット]から衣装を[ワンピース]へ変更します。

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これで制服からワンピースへと衣装が変わりました。ワンピースのパラメータを画像のように設定してできるだけ形状がシンプルになるようにしました。

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〇エクスポート

この状態でBlenderへ出力します。[撮影・エクスポート]タブから[エクスポート]を選択します。

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この画面では現在のキャラクターのポリゴン数やボーン数、マテリアル数がチェックできます。

問題がなければ[エクスポート]を選択します。

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ここで[VRMの設定]というダイアログが表示されます。 これはキャラクターの著作者や使用条件等のライセンスを入力する画面です。

キャラクターはデータ上の存在とはいえプロフィールに書いている通りストーリーを持っています。たとえそれがクリエイトしている私たちの脳内だけであったとしても

筆者はおそらくVRM史上初だろうVRMに関する著作権問題に巻き込まれた(無断で商用利用された)ことがあります。」(この辺りも落ち着いたら記事化したいです)

しっかりとライセンスは記述しましょう。

ライセンスを記述したら保存先を指定することでエクスポートが完了します。

次回からBlenderで編集していきます。