夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

VRoid StudioとBlenderでオリジナルキャラクターを作る その⑤ スカートの作成

本日はモデリング記事です。

 先日からVRoidStudioをもちいてキャラクターを作成し、Blenderと合わせてオリジナルのキャラクターを作成しています。

〇今回作成しているキャラクター

キャラクターを作成するうえでイメージを固めるためにプロフィール帳のテンプレートを用いてプロフィールを作成しました。

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第一回ではVRoidStudioを用いて顔を編集しました。

redhologerbera.hatenablog.com

第二回ではカラーコンタクトの写真を加工して瞳のテクスチャを作成しました。

また体格を調整して髪以外の大まかな部分を作成しました。

redhologerbera.hatenablog.com

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第三回では髪型を作成しました。

VRoidStudioでは一本一本手書きで書くこともできますが、ここではより簡単に細かい調整が行えるようにプロシージャルヘアーを用いて作成しました。

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第四回では髪の毛を揺らしvrmファイルとしてエクスポートしました。

redhologerbera.hatenablog.com

今回はBlender でスカートを作成します。

Blenderに取り込む前にフォルダを分ける

 Blendervrmファイルを取り込む前に新しいフォルダを作成してvrmファイルを入れます。

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vrmBlenderで取り込む際にテクスチャなどのデータが同じフォルダ内に書き出されます。これによって例えばデスクトップ直下に置いていた場合など作業が行いにくくなることがあります。

Blenderに取り込む

Blenderを開きます。 

最初に不要な[Cube]と[Camera]、[Light]を削除します。

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[ファイル]/[インポート]から[vrm]を選択します。

vrm importerのアドオンを導入することでvrmがインポートできるようになります。

github.com

こちらで入手することができます。

[インポート]からvrmファイルを選択することでVRoidStudioで作成したモデルを取り込むことができました。

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〇スカートの削除

スカートのモデリングを行います。 ボーンが邪魔なので[skeleton]を非表示にします。

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[編集モード]に切り替えキャラクターのスカートのポリゴンを選択します。

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[Delete]キーで選択したスカート部のポリゴンを削除します。

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以上で準備が完了しました。

〇スカートのモデリング

円を追加します。

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円を構成する頂点からいくつか選び[S]キーでスケールを縮小させます。

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[R]キー+[z]キーでz軸で選択した頂点を回転させます。

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短辺と長辺ができるのですべての長辺を選択します。

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右クリックから[細分化]を選択し長辺を等分する頂点を作成します。

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作成した頂点を選択し[S]キーでスケールを拡大します。

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[A]キーで頂点を全選択し[E]キー+[z]キーで鉛直に伸ばします。

上部の頂点を腰の形にあうように[S]キー(拡大縮小)や[G]キー(移動)で調整し配置します。 下部の頂点も同様に太ももに合わせ配置します。

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スカートらしい形になりました。

[Ctrl]キー+[R]キーで頂点数を増やしました(これはボーンに沿って動かす際など後ほど破断などを軽減するためです)

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ビューを横からの視点に切り替え[S]キー+[Y]キーで各円の頂点を選択し、後部はお尻のカーブに合わせ、前部は軽く落ちるようなカーブを作成します。

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最後に[メッシュ]/[シェーディング]から[面をスムーズに]を選択して面と面をなだらかに見えるようにします。

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以上でスカートが完成しました。

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