夜風のMixedReality

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Blenderでクロスシュミュレーションを行うModelingClothアドオンを使う その①導入

本日はモデリング枠です。

Blender上で布などの柔らかい物質を再現できるクロスシュミュレーションを行います。

Blenderにはクロスシュミュレーションが標準で導入されていますが、今回は[ModelingCloth]アドオンを使用していきます。

〇ModelingClothアドオン

ModelingClithアドオンは以下のリンクでThe 3D Advantage氏によって公開されているBlender用のアドオンです。

2020年10月現在Blender2.79用とBlender2.8用が公開されています。

blendermarket.com

[ModelingCloth]アドオンはインタラクティブに使用できる布シミュレーションエンジンです。

BlenderGUIとしてマウスポインターのドラッグ&ドラッグでシワを追加したり、オブジェクトの周りの布を縮めたりといった表現が可能です。

〇ModelingClothアドオンの導入

Blenderを開き[編集]、[プリレファレンス]を開きます。

②上部の[インストール]を選択します。

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③ダウンロードした[Modeling-Cloth-2_8-master.zip(zipのまま解凍する必要はありません)]を選択します。

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④導入した[3D View : Modeling-Cloth]が表示されるのでチェックボックスにチェックを入れてアドオンを有効化します。

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この際に筆者環境では[yout future self is planning to travel back in time to kill you(汝、自身を殺すためにタイムトラベルをしようとしている)]という警告が出ました。

未来の自分を殺すために過去へタイムトラベルとあるのでバージョンなどの関係の警告にも感じられます。

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⑤[Extented Tools]、[Modeling Cloth Plane]のタグが現れていたら導入完了です。

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〇ModelingClothを使う

 早速軽く触れてみます。

 今回はクロスシュミュレーションの名の通り簡単な布の表現を行います。

 ①[Plane]を作成し布のオブジェクトを作成します。 

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 ②[Plane]を選択した状態で[編集モード]で[A]キーを押しPlane全体を選択した状態でマウス右クリックから[細分化]を数度繰り返し面を細かくします。

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 これは頂点が増えなければ布のように滑らかに稼働することができないためです。

 ③[オブジェクトモード]に切り替えます。

 ④[Modeling Cloth Plane]のタブから[Modeling Cloth(①)]、[オブジェクトのコリジョン(②)]、[Continuous Update(③)]を選択します。

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 ⑤[速度]を0.5に変えます。

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 ⑥[グラブ(つかむ)]を選択します。

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 この状態でview上でPlaneをD&Dすることでまるで布のようにPlaneが動きます。

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 [リセット]を選択することで布がリセットされます。

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頂点数をある程度増やしたとはいえこのままではかくかくした布になってしまっています。

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 これを均すために一度[編集モード]へ戻り[A]キーで全選択した状態で[メッシュ],[シェーディング],[面をスムースに]を選択します。

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 この作業を行うことで滑らかな布になります。

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以上でBlenderでクロスシュミュレーションを行うアドオンModelingClothの導入が完了しました。