夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

Microsoft Mesh を試してみる。 MixedRealityな会議ツール

本日はアプリケーションレビュー枠です。

昨日[Microsoft Mesh]に関してまとめました。

今回は実際にHoloLens 2同士で[Microsoft Mesh]を使ってみましたのでご紹介します。

redhologerbera.hatenablog.com

Microsoft Meshとは?

[Microsoft Mesh]は2021年3月に公開、リリースされたHoloLensを含むマルチプラットフォーム、マルチユーザーのプラットフォームです。

オンライン上にルームを立てることができZoomやMeet、Teams同様オンライン会議を行うことができます。

ちがうのはそれがMixedReality空間であることで、各ユーザーの動きはHoloLens 2で取りうる限り再現できています。

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アバターとして登場する相手はHandTrackingによって指がそれぞれ動き、EyeTrackingによって目線が反映されています。

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Mesh上で音声だけではなく、OneDriveに格納したファイルのやり取りや3Dモデルの共有もできます。

これによってプレゼンテーションなどを行うことや教育にも使用できます。

〇UI

基本的にアプリを起動した際に表示されるセンターオブジェクトで行います。

ここではルームの作成やルームへ入ること、そしてアバターの変更が行えます。

HandMenuからは音声のミュート、空間ペイントが使用できます。

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〇マイクの問題

 今回[Microsoft Mesh]を初めて体験したのですが、最初自分の声がハウリングする問題がありました。

 これは筆者が屋外で体験していたというのあるのですが、問題はマイクのvolumeでした。

[設定画面]からマイクのvolumeを調整できこの値を下げることでハウリングを抑えることができました。 ただし、この場合相手に近づかないと相手に声が届かなくなります。

 場所によって設定を変えると良いでしょう。

〇今後の可能性

SDKが公開されることでHoloLens とVR、様々な環境で教育や会議、遠隔非接触の昨今の情勢に合わせた便利なアプリが多く出るのではないかと期待されます。

気になるところは値段です。 

今後も定期的にresearchしていきます。