本日はBlender枠です。
〇Blenderとは?
Blenderはオープンソースの統合型3DCG作成ツールです。
3DCGを作成できるツールとして知られていますが、VFX、2Dモーションなども作成することができるようです。
類似のソフトウェアに比べ無料で使用でき、BlenderMarketなどで有志が作成したアドオンがあふれ非常に使い勝手の良いツールとして知られています。
3DCG作成ツールとしてはAutodeskのMayaが有名ですが、こちらに比べ運用コストが安く、近年ではソフトウェアとしての性能が追い付いてきているとも呼ばれ、エヴァンゲリオンを作成しているスタジオカラーがMayaからBlenderへ乗り換えたという話は有名です。
会社などの組織かつ、今まで組織がMayaを使っていた場合、外部の会社と3DCGのデータのやり取りがある場合はMayaを使用するほうが互換性などを考え使用されることが多く、それ以外の個人で3DCGを作成する、基本的に会社内だけでデータのやり取りが完結する場合Blenderを用いることが多いようです。
〇Blenderのバージョン確認
現在使用しているBlenderのバージョンはBlender起動時の画面で確認することができます。
上図のように筆者の環境では2.82aを使用することを確認できました。
末尾のaはα版ではなく2.82のバグ修正版を指します。
〇最新版の確認とインストール
Blenderの最新版は次のリンクから確認することができます。
本記事投稿時の21年5月11日現在2.92.0が最新版になるようです。
[Download]を選択することでインストーラーのダウンロードが始まります。
Windowsの場合通常エクスプローラーの[ダウンロード]にダインロードされます。 このインストーラーをクリックして実行します。
基本的にセットアップウィザードは[Next]を押します。 最後に[Install]を選択します。
これでインストールが完了しました。
Windowsのスタートバーから[Blender]を起動します。ここではBlenderのバージョンごとに管理されていないため自動的に後からインストールしたバージョンが起動します。
Blenderの起動画面で2.92.0にアップデートしていることを確認しました。
〇設定の引継ぎ
Blenderの起動画面から[Language]を選択し[日本語]へ切り替えます。
これでUIが日本語に切り替わりました。
ショートカットはBlender2.8以降と以前で区別されています。今回2.8からアップデートしているため2.7系にはしていません。
テーマは好みのものを設定します。 作業しやすいものが良いでしょう。筆者は[Maya]を選択しました。
〇アドオンの設定
次にアドオンを設定していきます。上部[編集]タブから[プリレファレンス]を選択します。
ここからインストールしていきます。最新版に対応していないアドオンもあるため注意が必要です。
以上で最新版へのアップデートが完了しました。