夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

MixedRealityFeatureToolを使ってMixedReality関連のパッケージを管理する。

本日はMRTKの開発Tipsです。

〇MixedRealityFeatureToolとは?

docs.microsoft.com

[MixedRealityFeatureTool]はMicrosoftによって提供されているMixedReality開発時の関連パッケージの管理ツールになります。

 開発中のプロダクトに導入されているパッケージの確認、バージョンの変更、依存パッケージの導入など一つのツールで管理できます。

〇MixedRealityFeatureToolの導入

[MixedRealityFeatureTool]は現在WindowsOSのみに対応しているようですが、今後MacOSにも対応する予定であるようです。

①以下のリンクを選択しZipファイルをダウンロードします。

aka.ms

②ダウンロードしたファイルを解凍し、[MixedRealityFeatureTool.exe]を選択し起動します。

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③本記事執筆時のバージョンv1.0.2104.4 Bateが起動します。

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④[...]アイコンを選択し管理するUnityプロジェクトのパスを指定します。

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パスの場所はUnityHubにプロジェクトを導入する際などと同じくUnityプロジェクトフォルダ内の[Assets]などと同じ階層を指定します。

⑤[Discover feature]の画面に映ります。 ここではMR開発において主となる開発パッケージが一覧として並んでいます。

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この中から任意のパッケージを選択します。

⑥今回は空間音響を導入します。[SpatialSounds]のタグを開き、チェックボックスにチェックを入れます。

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デフォルトで現在公開されている最新版が導入されますが、プルダウンより過去のバージョンを選択し、導入することもできます。

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⑦確認画面が表示されます。問題がなければ[Import]を選択します。

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⑧以上で導入が完了しました。

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Unityで対象のプロジェクトを開くことで導入されたことを確認することができます。

以上でMixedRealityFeatureToolを使ってMixedReality関連のパッケージを導入することができました。

従来では必要なパッケージのGitHubのレポジトリから一つ一つ導入する必要がありましたが、[MixedRealityFeatureTool]を使うことでまとめて導入、アンインストールができるようになりました。

Unityを開かずとも確認できるため非常に高速で行えます。