夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

ゼロから学ぶHoloLens 初心者向けチュートリアル 応用編 Candy Rock Starその⑤ ボタン

本日はチュートリアル枠です。

今回自分が3年前HoloLens に初めて触れ右も左もわからない中開発を行った頃の自分に向けてチュートリアルを作成します。

今回は応用編第5回目です。

前回はユニティちゃんに空間音響を実装しました。 今回は冒頭の演出を追加します。

〇PressableButton

 MixedRealityToolkitでは開発者が素早くアプリケーションを作成するために[Examples]と呼ばれるサンプル集を提供しています。

 [MRTK Feauture Tools]を用いてプロジェクトを設定している場合MRTK Examplesは[Packages]の中にあります。

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 [PressableButton]はその名の通りHoloLens 2のHandTrackingを用いたプレスが可能なボタンです。

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 今回はボタンを押すことでユニティちゃんのダンスが始まるようにします。

〇PressableButtonを設定する。

①プロジェクトウィンドウから[Package]を選択します。

②検索バーに[Pressable]と入力します。

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③[Pressable HoloLens 2]オブジェクトを探しシーンに配置します。

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④[Pressable HoloLens 2]オブジェクトのInspectorウィンドウから[Transform]のPositionのzを0.5に設定します。 

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 これでアプリ起動時に50cm先にボタンが現れるようになります。

⑤[Pressable HoloLens 2]オブジェクトの[Button Config Helper]の[On Click()]のイベントに[Candy Rock Star]オブジェクトを設定します。

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発火させるイベントには[Gameobject.SetActive]を設定します。

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これはゲームオブジェクトを表示、非表示にする機能です。

チェックボックスにチェックを入れることでボタンを押した後に[Candy Rock Star]オブジェクトが有効になるようになります。

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⑥hierarchyウィンドウから[Candy Rock Star]を選択しインスペクターウィンドウでチェックボックスのチェックを外し、非表示にします。

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以上で準備が完了しました。 

エディタ上で実行し、ボタンを押すことでユニティちゃんが現れます。

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以上でボタンを押すことで、ユニティちゃんのダンスが始まるようになりました。