夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

Instant Meshesで3Dモデルのリトポロジーを行う。

本日はモデリング枠です。

今回は[Instant Meshes]とよばれるソフトを使用して3Dモデルのリトポロジーを行います。

〇リトポロジーとは?

トポロジーとは3Dモデルのトポロジー(メッシュ構成)を再構成し、最適化、軽量化を行う作業を指します。

一般的に3Dモデルは

〇Instant Meshes

[Instant Meshes]はGitHubで公開されているソフトウェアです。

チューリッヒ工科大学の研究室が研究開発している技術を用いたオープンソースで提供されており、以下のGitHubページから入手します。

igl.ethz.ch

プロジェクトは以下になります。

igl.ethz.ch

GitHubページ半ばの[Pre-compiled binaries]から環境に合わせたリンクをクリックしダウンロードを行います。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817184519j:plain

②ダウンロードしたZipファイルを解凍しアプリを起動します。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817184647j:plain

③起動すると次のような画面が表示されます。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817184731j:plain

④[Open mesh]をクリックします。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817184808j:plain

⑤モデルが読み込めました。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817203637j:plain

次にリトポロジーの形式を指定します。

⑥メッシュの形状を選択します。今回は[Triangles]を指定します。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817203746j:plain

⑦[Orientation Field]の[Solve]をクリックします。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817203904j:plain

これによってメッシュにラインが入ります。 このラインのトポロジーでリトポロジーが行われることを表します。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817204033j:plain

⑧次に[Position Field]の[Solve]をクリックします。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817204133j:plain

これによってリトポロジー後のメッシュが可視化されます。

⑨[Export Mesh]を選択し[Extract Mesh]をクリックします。

f:id:Holomoto-Sumire:20210817204326j:plain

これによって実際にリトポロジーが行われます。

⑩[save]を選択しexportします。

以上でリトポロジーが完了しました。Blenderで比較するとわかりますが、メッシュ量が削減されました。

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複雑なメッシュは破断してしまっていますが、足などのメッシュはきれいに削減されています。