本日はトラブルに関する記事です。
本問題に関してはバグレポートとしてMRTKTeamに報告しています。
〇問題
MRTKにはSceneSystemと呼ばれるシーン管理機能が実装されています。
開発者はUnity上でSceneSystemを使用することでよりMRプロジェクトに簡単に最適化されたシーンロードおよび管理を行えます。
[SceneSystem]はMRTKを構成したシーンの[MixedRealityToolkit]オブジェクトから[SceneSystem]を有効します。
[SceneSystemProfile]に任意のプロファイルを設定することで有効になります。
しかしMRFratureToolsを使用してMRTKプロジェクトを導入した場合以下のようなエラーが発生します。
It is not allowed to open a scene in a read-only package.
[Close]選択することでダイアログを消すことはできるものの少なくとも999以上出現するためUnityを事実上タスクマネージャーなどでキルする必要があります。
〇原因
今回の原因としてMRFratureToolsによってAssets配下ではなくPackage配下にMRTKがインポートされることでアクセスの問題が生じていることが考えられます。
このあたりはMRTKのバグといえるのでMRTKのイシューでバグレポートを作成しました。