夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLensアプリの画質を上げる。

本日はHoloLensのグラフィックに関する調査です。

〇環境

・Unity2021.1.19f1

・UniversalRenderPipeline

〇HoloLensの画質

[UniversalRenderPipeline]ではURPのプロファイルアセットでレンダリングに関する機能の詳細を設定することができます。

f:id:Holomoto-Sumire:20210913212725p:plain

この中に[RenderScale]と呼ばれる設定があります。

f:id:Holomoto-Sumire:20210913212927p:plain

これはUnityでのレンダリング解像度を示し、通常の1であればUnityから出力されるレンダリング解像度は各デバイスのスペック上の描画解像度に依存していますが、数値を上げることで解像度を上げることができます。

詳しくは以下の記事が参考になります。

catlikecoding.com

パフォーマンスに直接かかわっており、RenderScaleを上げることでメモリーに負荷がかかりFPSが低下することがあります。

逆にRenderScaleの値を下げることでグラフィックの質は下がりますがFPSを上げることができます。

HoloLensの場合1以上で実機で稼働させることもできますが、この場合MixedRealityCaptureが使用できなくなる等推奨された使用法ではないようです。

あくまで個人的なアプリでグラフィックをこだわりたい場合などに限り上げるべきですが、反対に下げることでFPSを維持することができます。