本日はMapsSDK調査枠です。
Microsoft Maps SDK for UnityではMRTKと連携しており、HoloLensだけでなく様々なプラットフォームで使用できます。
とはいえ筆者自身試したことがなかったので今回Oculus Quest 2で試していきます。
〇環境
・Unity 2021.1.18f1
・Maicrosoft Maps SDK for Unity 0.11.1
・MixedRealityToolkit 2.72
〇Oculus Integrationの導入
①今回Ocuus Questのアプリを開発するためOculus Integratinを導入します。
OculusIntegration導入後Unityを再起動する必要があります。今回は33.0を使用しています。
②MRTKのシーン攻勢を行います。 上部ワールドタブ[MixedReality]から[Tools]→[Add to Scene And Configure...]を選択します。
この作業によってシーンに[MixedRealityToolkit]および[MixedRealityPlaySpace]が追加されます。
③上部ワールドタブから[MixedReality]→[Toolkit]→[Utility]→[Oculus]→[Integrate Oculus Integration Unity Module]を選択します。
この作業を行うことでMRTKに関連するOculusQuestのコードが書き換えられます。
④プロジェクトウィンドウから[Oculus]→[OculusProjectConfig]を選択しインスペクターウィンドウから[HandTracking Surport]を[Controllers And Hand]に切り替えます。
次にシーンの構成をおこないます。
⑤[MixedRealityToolkit]オブジェクトを選択し[Copy & customize]を選択します。
これでMRTKの構成が編集できるようになります。
⑥[Input]タブを選択しインプットの構成も[Copy]します。
⑦[InputDataProvider]を選択し[+ Add Data Provider]を選択します。追加されたプロバイダーの[Type]を[DefaultOculusXRSDKDeviceManagerProfile]へ切り替えます。
これによってQuestのインプットが使用できるようになります。
以上でMRTKのQuest向け設定が完了しました。
〇MapsSKDの機能を導入
①シーンにゲームオブジェクトを追加し[MapRenderer]コンポーネントを追加します。[MapRenderer]コンポーネントを追加することで必要な[MapSession]コンポーネントなども自動的にアタッチされます。
②[MapSession]コンポーネントにBingMapの開発者キーを入力します。
これによってシーン上にマップが表示されます。
以上で準備が完了しました。
Androidプラットフォームへ切り替えてQuestへビルドします。
実機で見ることでHoloLens同様マップを見ることができました。