本日はUnity ArtEngine学習枠です。
〇Unity ArtEngineとは?
[Unity ArtEngine]はUnityが提供するアーティストやグラフィックエンジニアのためのツールです。
ArtEngineはUnityによって提供されているUnityStationのYoutube動画で概要に関して解説がされています。
以下は筆者のまとめです。
近年のハードウェア側の進化に合わせて3DCGはより高質に、リアルになっていきましたが、それに合わせてグラフィックエンジニアの作業工数や時間は膨大になっているという問題があります。
UnityArtEngineではディープラーニングを用いて、膨大なパラメータで素材を編集する従来のプロシージャルなツールではなく素材に合わせ手法を変化させ最適な処理を行うツールとして生まれました。
導入に関しては過去の記事を参考にしてください。
今回はArtEngineで提供される処理の一つ[Feature Selector]ノードの使い方を見ていきます。
〇[Feature Selector]ノード
[Feature Selector]ノードはテクスチャから類似点を抽出するノードです。
今回は次のような写真を例にとります。
Featureノードを使用することでテクスチャから類似点が抽出され、マウスで使用する類似点を抽出します。
[invert]ノードを使用することで抽出した類似点以外のマスクが作成されます。
これを[Mutation]ノードなどの[Ignore]に接続することで元のテクスチャから抽出した部位以外を処理の対象から外すことができます。
これによって元の画像からコケ部分のみがテクスチャとして抽出されました。
次に表皮部分を選択します。
これを[Invert]ノードで反転させ[Seam Removal]ノードの[Ignore]ノードに接続します。
これによって表皮部分のみがテクスチャとして作成されるようになりました。
[Feature Selector]ノードを使用することで画像から特徴点を抽出し、独自のテクスチャを作成できることがわかりました。