夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

Blenderで変形立方体を作成する。

本日はBlenderモデリング枠です。

今回はモデリングチップスとして変形立方体の作り方を紹介します。

〇変形立方体

変形立方体は四角形と正三角形で構成される球体です。

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Wikipediaより引用

ja.wikipedia.org

今回はこちらの形状をモデリングしていきます。

①Blenderを起動します。

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筆者環境では3.0を使用します。

変形立方体は見た目上は球体ですが、名称の通り立方体です。今回はデフォルトのCubeを使用して作成します。

ビューポートオプションから[辺の長さ]にチェックを入れ辺の長さが表示されるようにします。

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ベベルをかけます。ここでは元のCubeのメッシュの辺が0.5m(50cm)になるようにベベルをかけます。

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④オリジナルの6面を選択します。

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⑤[Alt]キー+[S]キーで法線に沿ってメッシュを縮小します。ここではベベルで作成した辺が0.5m(50cm)になるように縮小します。

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⑥座標系をノーマルへ切り替えます。

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⑦オリジナルの面を選択し[R]キーで回転させます。

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 回転角は適当で大丈夫です。重要なことは回転のpropertyタブを出現させることです。そのため面回転後その他の操作をせずに⑦に進んでください。

⑧回転のタブから画像のように設定を行います。

・回転角 16.5

・回転軸 z

・座標系 ノーマル

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⑧この作業をオリジナルの6面すべてで行います。

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⑨ひし形の面をすべて選択します。(この面はねじれが発生していることが特徴です。)

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⑩選択した面をすべて削除します。

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⑪削除された面を新たに三角面で埋めます。

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⑫オリジナルの6面を選択します。

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⑬[Alt]キー+[S]キーですべての辺が0.5m(50cm)になるように縮小します。

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以上で変形立方体が完成しました。

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