本日はBlenderモデリング枠兼UnityArtEngine枠です。
UnityArtEngineではUnityや3DCGで使用できるテクスチャを作成することができます。
今回はBlenderと合わせ大理石のタイリングテクスチャを作成します。
〇素材
今回はこのような大理石のタイルの床を作成します。
素材の処理は次のようにノードをつないでいます。
[Free Transform]ノードで画像の大まかなトリミングを行い[Content-Aware Fill]ノードへつないでいます。
[Content-Aware Fill]ノードは[Mask Paint]ノードでマスクした部分を残りの画像の要素で埋める処理を行います。
今回の場合はもともとのタイルのつなぎ目をマスクして埋めました。この際に写真によっては筆者の足などが移りこんでいるものもあるので一緒にマスクします。
こちらが処理前ですが、
最後に[Mutation]ノードで処理をして画像を出力しています。
この[Mutation]ノードはAIを使用して画像の成分を取得して増幅させるノードです。
ドキュメントはこちらになります。
[Mutation]ノードの処理を挟むことでテクスチャを作成しました。
今回はこのような処理を5枚ほど作成しました。
〇Blender
今回はデフォルトのPlaneに[ナイフ投影]を行い簡単なタイルを作成しました。
パネルごとにマテリアルを作成しArtEngineで処理した結果をそれぞれのパネルに設定します。
これによってリアルな大理石のタイルテクスチャが作成できました。
次にノーマルを作成するためにタイルの隙間を[E]キーで延展し、立体感を作り、タイルにベベルをかけます。
これによってよりリアルな大理石になります。
最後にベイクを行います。
これでリアルな大理石のタイルテクスチャが作成できました。
今回はArtEngineとBlenderを組み合わせてテクスチャを作成しましたが、このように複数のツールを組み合わせることで非常に様々な表現ができそうです。