夜風のMixedReality

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MixedReality-GraphicsTools-Unityを触る その⑧ MaterialGallery サンプル MainMap その①

本日はMRTK3調査枠です。

現在GraphicsToolsを読み解いています。

今回はGraphicsTools/StandardシェーダーのサンプルであるMaterialGalleryサンプルシーンを見ていきます。

前回はSaderのレンダリングモードについてのサンプルオブジェクト見ました。

redhologerbera.hatenablog.com

今回は基本的な機能となるMainMapの前半部を見ていきます。

〇Unlit

Unlitは光の影響を受けないシェーダーです。

GraphicsToolsStandardシェーダーはDirectionalLightのチェックボックスからチェックを外すことでUnlitの再現ができます。

一般的にUIや光の影響を受けたくないオブジェクト、テクスチャが提供されているオブジェクト等で使用されますが、光の計算を行うことがないため、最も軽い部類のシェーダーになります。

〇Default Lit

Default Litはその名の通りGraphicsToolsStandardシェーダーをアタッチした際のデフォルトの状態のマテリアルにテクスチャのみがアタッチされています。

〇SemiSmooth

SemiSmoothReflectionsが有効化されていることで周囲の光を反射するようになっています。

斜めなど味方によってはこの反射が見ることができます。

〇SmoothMetallic

SmoothMetallicは金属光沢を再現しています。

これはMetallicの値とSmoothnessの値がそれぞれ1になっていることで実現しています。

Reflectionsを無効にすることで、周囲の影響を受けない反射が行われます。

〇NormalMap

NormalMapは多くのShaderで用意されている法線マップ(NormalMap)を使用した例です。

NormalMapを使用することでオブジェクト表面の細かい凸凹を再現することができます。

光の当たり方(影)を制御するマップですので、当然ですがDirectionalLightを有効にしている場合のみ発揮されます。

今回は以上です。