夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

iPhoneで簡単にフォトグラメトリができる Metascanを触る。

本日はモデリング枠です。

3Dモデルを作成する方法はいくつもの方法がありますが、今回はフォトグラメトリを使用してモデルを作成しています。

〇Metascanとは?

MetascanはiPhoneで入手することができるサブスクリプションアプリです。

 22年現在では月額700円ほどで、年間ライセンスでは4500円ほどになっています。

 ドル払いのため、価格は変化があります。

Metascan - 3D LiDAR Scanner

 特徴としてLiDARを使用した空間のスキャン、細かいものに適したフォトグラメトリの2の手法を使い分けることができます。

LiDARは一部のiPhoneやXRデバイスではVarjoに搭載されている技術で、夕なれば光を使ったレーダーのように瞬時に映っている物体との距離を把握できる機能です。

LiDARを使用したMetascanの撮影
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 フォトグラメトリはその名の通り複数の写真から3Dオブジェクトを構築する技術です。

 今回はフォトグラメトリを触っていきます。

〇Metascanを使用したフォトグラメトリの作成

アプリを起動するとカメラ画面でPHOTOLIDARでモードを選択できます。

 次に撮影したい物体に近づき、物体全体が入るような画角で撮影を行います。

 

 今回はオムライスを対象にしています。

 このように小さいものであればゆっくりと回転させながらわずかにずれた画角の写真を複数枚取ります。

撮影後にページ下部のPROCESSボタンを押します。

これによってサーバーにアップロードが行われ自動で処理が始まります。

筆者はiPhone 12 ProMaxを使用していますが、このアップロード作業中に熱でiPhoneが落ちてしまうこともありました。

 データ送信料が多いのでネットワークが強いところでやるとよいでしょう。

処理が終わるのを待つと3Dデータが見ることができます。

作成したデータはページ下部のShareボタンを押すことでfbx、obj、stlなどメジャーな3D形式でエクスポートできます。

最後にBlenderで作成したデータを見てみます。

 

簡単に撮影しましたが穴が開くこともなくきれいに作成できました。

 本日は以上です。