本日はSubstance Painter枠です。
SubstancePainterを触り始めて数か月がたちますが今回はペイントの基本をさらっていきます。
〇IDをベイクする
Substance Painterではベイクを行うことで3Dモデルの形状情報を取得することで3Dペイントを行うことができます。
このベイクを行って取得できる情報の中にIDと呼ばれるものがあります。
IDを使用することでマスクを作成することで一つのマテリアルで様々な質感を作成することができます。
〇頂点ペイントを使用したIDベイクの準備
IDを作成する方法いくつかあります。Substance Painterバージョン8.3.0ではデフォルトでマテリアルを使用したIDのベイクを行うことができます。
今回の場合1つのマテリアルに1枚のテクスチャで再現を行うためにマテリアルを使用したIDベイクではなく頂点ペイントを使用したIDベイクを行います。
〇頂点ペイント
頂点ペイントはモデリングソフトで行います。今回はBlenderを使用します。
①Blenderを開き対象のモデルを用意します。
②頂点ペイントモードへ切り替えます。
③ペイントマスクを選択します。
この状態でマテリアルごとにメッシュを選択します。
④Drawのそばにあるペイントカラーを任意の色に設定します。
⑤Shiftキーを押しながらKキーを選択し選択されていたメッシュを一律にペイントします。
④、⑤の作業を質感(マテリアル)を分けたい分行います。
ここでペイントする色は区別が行われていればどのような色でも構いません。
⑥エクスポートします。
以上でIDベイクの準備は完了しました。
〇SubstancePainterでIDベイクを行う
①Substance Painterを開きモデルをインポートします。
②ベイク設定を開きます。
③IDの設定を開きカラーソースを頂点カラーを指定します。
④ベイクを実行します。
これによってIDによるベイクの結果を得ることができます。
〇IDを使用してマスクを行う
①マテリアルを作成します。
今回はプロシージャルなマテリアルを使用しています。
②マテリアルに黒のマスクを追加します。
③マスクを右クリックしてカラー選択を追加を追加します。
④使いされたカラー選択の最下部のカラーからカラーを選択を選択します。
この状態で3Dビューからこのマテリアルを適応したいIDを選択します。
これによってIDに対応して一部のみ使用したマテリアルが適応されるようなマスクが作成されます。
同様の作業を別のIDに対しても行うことで一枚のテクスチャに複数の質感を再現することができます。
完成したものが次になります。
以上でSubstancePainterで頂点カラーをもとにIDベイクして一枚のテクスチャで様々な質感を再現することができました。