夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

UnrealEngine5でHoloLensにパッケージをビルドする

本日はUnrealEngine枠です。

昨年もチャレンジしていたのですが筆者がUnrealEngineをほとんど使っていないため何度も挫折していたのですが今回は最小限のHoloLensにインストール可能なパッケージの作成までを行います。

〇環境

・UnrealEngine 5.0

・Windows11PC

・EpicGameLauncher

今回はEpicGameLuncher等の環境導入は省略します。

〇プロジェクトの作成

①Epic Game Launcherを起動し、Engineバージョンから起動のサイドにある▼を選択しオプションを選択します。

②対応プラットフォームからHoloLens 2を選択します。

③上部タブ起動からUnrealEngine5を起動します。

②テンプレートを選択します。 Blankを選択し、作成を選択します。

③エディタが起動するまで待ちます。 筆者の環境では8分ほど時間がかかりました。

〇プロジェクトの構成

①上部ワールドタブ編集からプロジェクト設定を選択し開きます。

②説明タブからプロジェクト名企業名企業識別名を入力します。

企業識別名はCM=(企業名)の形をとります。

③サイドタブプラットフォームからHoloLensを選択し、署名証明書を新規生成を選択します。

④キー入力がありますが、Noneで進めます。

⑤コンテンツドロアーで右クリックし新規のレベルを作成します。

レベルとはUnityにおけるシーンのようなもののようです。

ここではHoloLensMainと名付けています。

⑥HoloLensMainを開きもともとのMainを削除します。

⑦上部のギズモより基本Player Startを選択します。

これはUnityのカメラ同様プレイヤーの初期位置を指定します。

⑧現行のレベルを保存します。

⑨プロジェクト設定を開きサイドタブプロジェクトからマップ&モードよりDefault Mapにエディタ、ゲームともにHoloLensMainを指定します。

これはUnityにおけるビルド設定と同じようなもので初期に読み込むレベルを指定します。

〇パッケージの作成

画面上部プラットフォームからHoloLensを指定しプロジェクトをパッケージ化を選択します。

完了すると指定したフォルダに.appxbundleファイルが作成されます。

これをデバイスポータル等を使用してHoloLensにデプロイします。

必要最低限の設定のためHoloLensにデプロイはできますが、操作はできません。

次回以降でMRTKなどを使用して操作の実装も行っていきます。