夜風のMixedReality

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GraphicsTools/wireframeShader機能解説 

本日はMRGT枠です。

MixedRealityGraphicsTools(MRGT)には様々なマテリアルが提供されていますが、

〇環境

・Windows11PC

・MixedRealityGraphicsTools 0.6.9

・Unity2022.3.26f1(URP)

〇WireframeShaderとは?

GraphicsTools/WireframeShaderはMRGTで提供されているワイヤフレーム表示を行うシェーダーです。

その名前の通りマテリアルとして使用することでオブジェクトのメッシュをワイヤフレーム表示することができます。

マテリアルのパラメータとしてはMRGTに共通したレンダリング設定としてレンダリングモードをOpaque、Transparent、Addtive、Fadeに加えCustomとして細かいレンダリング設定が可能です。

加えてシェーダー特有の機能としてBaseColorWireColorWire Thicknessの三つがあります。

レンダリングモードでTransparentもしくはFadeなどの透明度を持てる設定にして、BaseColorの値にアルファ値を与えることでワイヤだけの表示が可能です。

Wire Thicknessの値を上げることでワイヤフレーム表示が太くなります。800のときは完全にワイヤがメッシュを埋め尽くします。

ここではシェーダー内部の詳しい処理の説明は省きますが、MRGTWireframeShaderはジオメトリシェーダーを使用してワイヤフレーム表示を実装しています。

つまり使用する際はターゲットプラットフォームがジオメトリシェーダーに対応しているかを確認する必要があります。

他のMRGTと一部の機能を共有していることで使用しやすくなっています。

本日は以上です。