夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

MRTKv2

Unity MRTKシェーダー、MRGTシェーダーで最前面描画を行う。

本日はMRTK枠および小ネタです。 Unityでアプリケーションを開発するうえで通常はカメラに対しての奥行で、奥から上書きされるように描画が行われることで、通常の物理空間同様に近くにあるオブジェクトほどほかのオブジェクトと重ならない見た目になります…

HolographicRemotingに関してまとめ

本日はMRTK調査枠です。 先日まで複数にわたりHolographicRemotingに関して調査していきました。 今回は改めて情報をまとめていきます。 〇HolographicRemotingとは? HolographicRemotingはHoloLensとWindows PCを直接接続し、アプリケーションを動かすこと…

OpenXRのMRTKサンプルをチェックする その④ HolographicRemotingを自身のプロジェクトで使用する

本日はOpenXRのMRTKサンプルであるOpenXR-Unity-MixedReality-Samplesを見ていきます。 OpenXR-Unity-MixedReality-SamplesではPC内で動いているアプリケーションとHoloLens 2デバイスを有線orWi-fiで接続するHolographicRemotingのOpenXRでの例が同梱されて…

MixedReality OpenXR Pluginを手動でパッケージに加える

本日はMRTKトラブルシューティング枠です。 先日より筆者の一部のPC環境でMixedRealityFeatureToolsを使用してMRTK関連のパッケージをUnityに加えた際にMixedReality OpenXR Pluginでパッケージが正常に導入されないという問題がありました。 今回は手動でUn…

OpenXRのMRTKサンプルをチェックする その③ メインシーンを読み解く

本日は引き続きOpenXRのMRTKサンプルをチェックしていきます。 OpenXR-Unity-MixedReality-SamplesではOpenXRにのっとったHoloLens 2向けのサンプルプロジェクトを見ることができます。 redhologerbera.hatenablog.com redhologerbera.hatenablog.com またHo…

MRTK v2.8 が使用可能になりました。

本日は短いですが紹介記事です。 本日MRTKの最新リリースであるMixedReality Toolkit v2.8が使用可能になりました。 〇MixedRealityToolkit v2.8のリリースノート 残念ながら5/28日記事執筆現在時点ではMicrosoft およびMixedRealityToolkitのGitHubリポジト…

MRTKでOpenXRとして作成したアプリケーションが SteamVRで動かない問題の解消

本日はMRTK調査枠です。 MRTKではHoloLensのアプリや先日リモートアプリとして動かした通常のPC向けアプリのほかにOculusプラットフォーム向けのアプリやSteamプラットフォーム向けのPCVR向けのアプリを開発することができます。 今回はSteamプラットフォー…

OpenXRのMRTKサンプルをチェックする その② プロジェクトのデプロイ リモートでHoloLens 2のアプリを動かす

本日は引き続きOpenXRのMRTKサンプルをチェックしていきます。 先日はOpenXR-Unity-MixedReality-Samplesの概要を見ていきました。 redhologerbera.hatenablog.com 今回はPCへビルドし、リモートアプリとしてHoloLens 2で動かしていきます。 〇環境 ・Unity …

OpenXRのMRTKサンプルをチェックする その① リポジトリの概要とサンプル

本日はHoloLensの調査枠です。 今回はMicrosoftが提供しているOpenXR環境でのサンプルを見ていきます。 〇OpenXRとは? OpenXRとはKhronos Groupが開発、提供しているXR向けのマルチプラットフォーム動作環境です。 OpenXRにのっとった開発を行うことで一つ…

HoloLens 2でHoloGraphicRemotingを使用する

本日はMixedReality調査枠です。 〇HoloGrapicRemotingとは? HoloLens はWindowsOSを搭載したパソコンですが、HoloLens単体でアプリケーションを開発することはできません。 別のWindowsPCでUnityもしくはUnrealEngineもしくはDirectXでアプリケーションを…

MRTKでポインターを非表示にする

本日はMRTK調査枠です。 MRTKではコントローラーおよびHandTrackingで手で直接触れることのできない遠方にあるオブジェクトの操作を行うための機能としてポインターおよびカーソルが使用されます。 docs.microsoft.com しかしデフォルトの場合近くにオブジェ…

MRTKでハンドメッシュに任意のマテリアルを指定できない問題の解消

本日はMRTK調査枠です MRTKではHoloLens 2を含むHandTrackingに対応しているデバイスでHandTrackingによる手のメッシュ(HandMesh)を可視化ことができます。 今回はHandMeshのマテリアルを動的に変更できないトラブルがあってしばらく積んでしまったので、こ…

MRTKでHandMeshを動的にアクティブ、ディアクティブにする。

本日はMRTK機能調査枠です。 MRTKではHandTrackingを使用できるデバイスでHandMeshを作成することができます。 redhologerbera.hatenablog.com これはMixedRealityToolkitのInputProviderのArticulated HandTrackingからHand Mesh Visualization ModesをEdit…

MRTK でLeapMotion使用時にエラーが発生する問題の解消 解決編

本日はMRTKのトラブルシューティング枠です。 昨日MRTKでLeapMotionを使用する際のエラーに関して紹介しました。 redhologerbera.hatenablog.com これはMRTKv2.73現在では LeapMotionUnityPlugin v5.x系をサポートしておらず。逆にLeapMotionの最新版のTrack…

MRTK でLeapMotion使用時にエラーが発生する問題の解消

今回はMRTKのトラブル枠です。(一応記事内でシューティングもしていきますが、根本的解決はいまだできていません。) MixedReality Toolkit(MRTK)ではv2以降LeapMotionを使用することができます。 今回は22年5月現在の最新バージョンでLeapMotionが使用でき…

Unity 2021のLTS版がリリースされました。 HoloLensで動くのか検証

本日はUnity学習枠です。 先日Unityの2021LTSを導入しました。 redhologerbera.hatenablog.com redhologerbera.hatenablog.com こちらがHoloLensの開発で問題なく使用できるか本日は検証していきます。 〇Unity2021のプロジェクト作成 ①UnityHubから新規プロ…

instant-NeRFで写真から作成した3DモデルをHoloLensで表示する

本日はHoloLensの表現調査枠です。 先日よりNVIDIAの公開したinstant-NeRFを用いて3Dモデルを構築しました。 今回はここで作成された3DモデルをHoloLens2 で現実世界に再配置していきます。 redhologerbera.hatenablog.com redhologerbera.hatenablog.com re…

YubimoziHoloLensをリリースしました。 開発経緯~MicrosoftStoreでのリリースまでの流れ version 1.0 まとめ

本日はイベント枠です。 本ブログで先日記事にしたように筆者のHoloLens 2専用アプリYubimoziHoloLensがMicrosoft Storeでリリースされ世界中のHoloLens 2でインストールできるようになりました。 今回は改めて現時点までの開発の経緯や実装内容、アプリリリ…

MRTKのHandMenuのUXに関してドキュメントを読む

本日はMRTK枠です。 先日MRTKで提供されているHandMenuに関するドキュメントを読んで切る際にとても興味深いドキュメントが追加されていることに気が付きました。 redhologerbera.hatenablog.com 今回はこちらのドキュメントを読みながら筆者自身の経験をも…

YubimoziHoloLensのUX  HoloLensのハンドメニューをユーザーに分かりやすく使わせる。

本日はHoloLensの表現枠です。 現在3月中のリリースに向けてYubimoziHoloLensアプリを開発しています。 このアプリではハンドメニューを用いてキーボードの表示、設定などを行うためアプリ内でユーザーにハンドメニューの存在を伝える必要があります。 今回…

HoloLensでスライダーUIを使用する YubimoziHoloLensのアニメーション速度を変更できるようにする

本日はMRTK調査枠です。 現在YubimoziHoloLensをリリースに向け作成しています。 redhologerbera.hatenablog.com 今回はYubimoziHoloLensのフィードバックを得る中で、「もっとゆっくりアニメーションを見たい」という意見があり、筆者自身も指文字のスピー…

HoloLens MovingPlatform SDKを使用してMovingPlatformModeを使用する

本日はMRTK調査枠です。 先日新しいHoloLensの機能として従来デバイスポータルでのみ設定が可能であったMovingPlatformMode(MPM)がHoloLens実機ないので設定画面から変更可能になったことを紹介しました。 redhologerbera.hatenablog.com 今回の更新では同時…

HoloLensでアプリ内で日本語のキーボードを完成させる。Osaka HoloLens Hackathon 2022三日目

本日はOsaka HoloLens Hackathon 2022三日目の記事です。 11日からOsaka HoloLens Hackathon2022が開催されています。 筆者は指文字のアイデアで参加しています。 〇キーボードを完成させる。 昨日は日本語のキーボードの機能を作成しました。 今回はキーボ…

MixedReality WebRTCを理解する その① WebRTCとは

本日はHoloLens2 の調査枠です。 HoloLensやOculusQuestの開発でMRTKを用いる場合[MixedRealityFeatureTools]を使用すると便利です。 redhologerbera.hatenablog.com [MixedRealityFeatureTools]ではUnityを用いたHoloLens開発におけるMixedReality開発に関…

複数のHoloLens 2でホログラムを共有する その⑤ 実機でホログラムを共有する

本日はSharing勉強枠です。 HoloLens 2ではデバイスをかけている人のみがホログラムを見ることができますが、HoloLens 2が複数台ある場合は一つのホログラムを複数人で操作することができます。 前回はAzureSpatialAnchorsのアカウントを作成しUnity上のプロ…

複数のHoloLens 2でホログラムを共有する その③オブジェクトの移動の共有 

本日はSharing勉強枠です。 HoloLens 2ではデバイスをかけている人のみがホログラムを見ることができますが、HoloLens 2が複数台ある場合は一つのホログラムを複数人で操作することができます。 前回は[Photon]の設定とPCとの共有を行いました。 redhologerb…

ワールドワイドなHoloLensコミュニティ HoloDevelopersに関してまとめる。

本日はHoloLensのワールドワイドなコミュニティグループ であるHoloDevelopersに関して紹介とまとめていきます。 HoloLensに興味を持たれている方やMixedRealityの情報を入手したい方にお勧めしていることで、Twitterなどとは違う質の情報が手に入ります。 …

HoloLens 2でRecordServiceを使用する その③

本日はMRTK調査枠です。 MRTKでは[Input Recording Service]と呼ばれる機能が実装されています。 [Input Recording Service]はユーザーの動きを記録・保存する機能で[Input Simulation Service]を用いてUnityエディタ内で再生することができます。 今回はこ…

HoloLens 2でRecordServiceを使用する その②

本日はMRTKの調査枠です。 MRTKでは[Input Recording Service]と呼ばれる機能が実装されています。 [Input Recording Service]はユーザーの動きを記録・保存する機能で[Input Simulation Service]を用いてUnityエディタ内で再生することができます。 今回は…

HoloLens 2でRecordServiceを使用する その①

本日はMRTK調査枠です。 MRTKでは[Input Recording Service ]と呼ばれる機能が実装されています。 [Input Recording Service ]はユーザーの動きを記録・保存する機能で[Input Simulation Service ]を用いてUnityエディタ内で再生することができます。 今回は…