本日はMRTK調査枠です。
MRTKではコントローラーおよびHandTrackingで手で直接触れることのできない遠方にあるオブジェクトの操作を行うための機能としてポインターおよびカーソルが使用されます。
しかしデフォルトの場合近くにオブジェクトがない状態では常にこのポインターとHandRayが表示されており、見栄え的に良くないと感じましたので今回はこのカーソルとHandRayを非表示にしていきます。
〇カーソルの参照元
MRTKではプラットフォームによって使用されるオブジェクトをMRTKprofileで定義しています。
このProfileはMixedRealityToolkitオブジェクトから確認できます。
ポインターやカーソルはInputタブのPointerで定義されています。
HoloLensの場合このPointer Optionで定義されているArticulated Hand Trackingのオプションが生成されます。
ここで定義されているポインターのプレファブはMixedRealityLineRendererコンポーネントがアタッチされており、これによってレイの描画が行われています。
このLine Materialを任意のマテリアルに変更することでポインターのレイのマテリアルを変更することができます。
ここで指定するマテリアルを透明なものにすることでポインターの描画を非表示にすることができます。
以上でポインターの表示を非表示にできました。
今回ポインターの描画に使用されるマテリアルの場所がわかったため、ポインター用のオリジナルShaderなども書けそうです。
今後チャレンジしていきます。