本日はMRTK3枠です。
先日はMRTK3のサンプルプロジェクトであるHandInteractionExamplesを見ていきました。
今回は実際に自身のオブジェクトにBoundingBoxをアタッチしていきます。
〇BoundingBoxとは?
BondingBoxはUIにかかわる機能で、移動可能なオブジェクトの操作性を向上させる仕組みです。
BoundingBoxを使用していることでユーザーがオブジェクトの操作をよりストレスなく行えるほか、ハンドルと呼ばれる機能を使用して回転や移動、スケールをより細かく微調整できる機能です。
〇BoundingBoxの設定
今回は次のライフルのオブジェクトにBoundingBoxを設定していきます。
①ライフルのオブジェクトにBounds Controlコンポーネントを追加します。
Bounds Controlコンポーネントを追加することでConstraint Managerコンポーネントもアタッチされます。
Constraint Managerコンポーネントはオブジェクトの移動に関しての制限を行うコンポーネントです。 例えば移動時の軸制限、回転軸制限などを行うことができます。
②オブジェクトにObject Manipulatorコンポーネントをアタッチします。
②Bounds Visuals Prefabを設定します。
Bounds ControlコンポーネントではBounds Visuals Prefabに設定したプレファブがBoundingBoxとして使用されます。
PackageフォルダからBoundingBoxのプレファブを検索しBoundsVisualPrefabにアタッチします。
この状態で実行することでHandRayもしくは手の位置がオブジェクト操作可能な状態になるとBoundingBoxが現れます。
オブジェクトを選択し移動する際にはBoundingBoxが青く表示されます。
以上で基本的なBoundingBoxの設定が完了しました。