本日はSharing勉強枠です。
HoloLens 2ではデバイスをかけている人のみがホログラムを見ることができますが、HoloLens 2が複数台ある場合は一つのホログラムを複数人で操作することができます。
前回は[Photon]の設定とPCとの共有を行いました。
〇オブジェクトの移動の共有
①hierarchyウィンドウから[SharedPlayground]の子オブジェクトとして[TableAnchor]を配置します。
[TableAnchor]は[Assets\MRTK.Tutorials.MultiUserCapabilities]内にあります。
②[MixedRealityPlayspace]オブジェクトの子オブジェクトから[MainCamera]を選択し[AR Camera Manager]コンポーネントを加えます。
[AR Camera Manager]はARFoundationによって提供されるコンポーネントの一つでAR特有のカメラ挙動を制御する役割があるようです。
③[TableAnchor]オブジェクトのインスペクターウィンドウから[AR Session Origin]コンポーネントの[Camera]に[MainCamera]をアタッチします。
④[NetworkLobby]オブジェクトの子オブジェクト[NetworkRoom]オブジェクトのインスペクターウィンドウから[PhotonRoom]の[RoverExplorerPrefab]に[RoverExplorer_Complete_Variant]プレファブをアタッチします。
[RoverExplorer_Complete_Variant]プレファブは[Assets/MRTK.Tutorials.MultiUserCapabilities/Resources/RoverExplorer_Complete_Variant.prefab]にあります。
これがシェアされるオブジェクトになります。
⑤[PhotonRoom]の[RoverExplorerLocation]に[TableAnchor]の子オブジェクト[Table]オブジェクトをアタッチします。
以上で準備が完了しました。
HoloLens 2へデプロイし、Unityエディタでも実行します。
Unityエディタ上でHoloLens 2での操作が見れるようになりました。
以上で複数人でホログラムの移動の共有ができました。また、ボタンなどの関数発火にも連動していることがわかります。