本日は昨日に引き続きMagicaCloth 2を調査していきます。
〇クロスシュミレーションのタイプ
MagicaCloth2では前回まで行っていたアーマーチュア(ボーン)を基準にクロスシュミレーションを行うBone ClothのほかにMesh Clothを使用したクロスシュミレーションを行うことができます。
Mesh ClothはハイエンドPCなどに向けたよりリアルな揺れの再現タイプです。
メッシュを直接使用するためボーン等が必要ないです。
〇Mesh Clothを使用する
①Cloth TypeをMesh Clothに指定し、Source Renderersの配列に揺らしたいメッシュを追加します。
ここでは例として袖を選択しています。
これによって画像のようにMagicaClothのギズモが現れます。
②Reduction Settingsを調整します。
これは簡素化にかかわる設定です。
Simple Distanceの値を上げることで隣り合う頂点同士がまとめられます。
Blenderでいうところのデシメートのような機能です。
Shape Distanceは形状を簡略化するように簡略化していきます。
次にどの頂点を動かし、どの頂点を動かさないかという設定を行います。
これには頂点ペイントを使用します。
③Paint Modeのペイントボタンを選択します。
④頂点ペイントを行いシーンウィンドウで頂点をクリックして塗っていきます。
頂点ペイントにはPaint AttribetとしてMove(動かす頂点)、Fixed(動かない頂点)、Invalid(無効な頂点)が選択可能です。
今回は以下のように塗りました。腕の部分は動かないようにして、それ以外を動くようにしました。
以上で準備が完了しました。エディタを実行します。
以上でMesh Clothの設定が完了しました。 ボーンを使用したタイプよりもより滑らかに動いていることが確認できます。
本日は以上です。