本日はBlenderモデリング枠です。
Blenderではモディファイアを使用することで様々なモデリングにおけるアシスト機能や形状変化を行うことができます。
今回はデシメートノードに関する小ネタです。
〇デシメートノード
デシメートノードはハイポリゴンのモデルなどに使用され、ポリゴン数を自動で落とし、ローポリモデルを作ることができます。
問題点としてトポロジーが崩れてしまうことがあります。
またモディファイアはオブジェクトに対して一律にローポリ化を行います。
このためメッシュを削減したい個所とトポロジーを保持したい個所があった場合など困ることがあります。
今回はオブジェクトの中でメッシュの一部のみにデシメートをかけていきます。
〇頂点グループを使用してメッシュの一部のみにデシメートをかける
デシメートには[束ねる]、[分割の復元]、[平面]の3種のアルゴリズムが使用できます。
その中で[束ねる]に関しては頂点グループを使用してメッシュの一部のみに適応することができます。
①デシメートをかけたい(orかけたくない)メッシュを選択します。
②オブジェクトデータプロパティから頂点グループに新しいグループを追加します。
③編集モードで割り当てを選択します。
これによって現在選択しているメッシュが頂点グループとして設定されます。
④デシメートモディファイアを追加します。
⑤頂点グループに先ほど作成したグループを設定します。
⑥頂点グループの横の矢印アイコンを選択することでデシメートの適応を反転させることができます。
これによってメッシュの一部のみにデシメートを行うことができました。
筆者はこれを知らなかったので部分的に別オブジェクトにしたりなどしていましたが、このテクニックを使うことで時短かつきれいに作業を進めることができそうです。
本日は以上です。