本日はBlenderPython枠です。
BlenderではPython環境が提供されており、デフォルトでPythonスクリプトを実行できます。
今回はBlenderに外部ライブラリを導入する方法について紹介します。
〇BlenderのPythonパス
BlenderのPythonのパスはBlenderのスクリプト実行
ウィンドウから次のコマンドをたたくことで取得可能です。
import bpy import os blender_exec_path = bpy.app.binary_path blender_version = bpy.app.version major_version = str(blender_version[0]) # 整数を文字列に変換 minor_version = str(blender_version[1]) # 整数を文字列に変換 blender_install_dir = os.path.dirname(blender_exec_path) python_path = blender_install_dir + '\\' + major_version + '.' + minor_version + '\\python' print(python_path);
筆者の環境では次のように出ました。
筆者の場合BlenderLauncher経由で導入しているためこのようにパスがなっていますが、基本的にBlender\(バージョン名)\Python
となっているはずです。
このパスのbin内がPythonの実行環境があります。
〇外部ライブラリの導入
外部ライブラリを導入するためにPython環境のパスをコマンドプロンプトで開きます。(別のconsoleツールを使用しても大丈夫です。)
パスが正しいことを確認して次へ進みます。
次のコマンドを使用します。
pip install (インストールしたいパッケージ)
たとえばmusic21をインストールしたい場合は次のようになります。
pip install music21
インストールできたかを確認する方法としてそのライブラリをBlender内で使用してみることが確実です。
このようにコードを実行してエラーが発生しない場合問題なくインストールされています。
〇バージョンを調べる
バージョンを調べるには次のコマンドを使用します。
print(music21.__version__)
これによってコンソールウィンドウにバージョンを確認できました。
本日は以上です。