Microsoftのドキュメント[Microsoft Docs]ではHoloLens 2の入門チュートリアルが公開されています。
ツールのインストールから詳しく掲載されているためこちらを今回勉強しながらHoloLens 2が手元にないためHoloLens 1stで動かしてみます。
チュートリアルは以下で公開されています。
前回の記事はこちら
〇ユーザーインターフェイスを作成し、Mixed Reality Toolkit を構成する
〇Mixed Reality Toolkit プロファイルを構成する方法
前回MixedReality Toolkitを導入することでUnity上部のタブに[Mixed Reality Toolkit]のメニューが現れ[Add to Scene and Configure...]からhierarchyウィンドウに[MixedRealityToolkit]と[MixedRealityPlayspace]の二つのオブジェクトを作成しました。
[MixedRealityToolkit]オブジェクトではターゲットデバイスの設定やその他MixedRealityデバイスの基本的な機能の設定を行いアプリケーション実行時に[MixedRealityPlayspace]でCameraやカーソルなど設定したオブジェクトが格納されます。
[MixedRealityToolkit]オブジェクトを選択した状態でそのオブジェクトにアタッチされているスクリプトなどを表示する[Inspector]ウィンドウを表示します。
[MixedRealityToolkit]というコンポーネントがアタッチされています。
このコンポーネントでMixedRealityデバイスの設定や使用する機能などを設定します。
●1. 既定の構成プロファイルを複製する
[Hierarchy] ウィンドウで[MixedRealityToolkit]オブジェクトを選択し、[Inspector] ウィンドウで Mixed Reality Toolkit構成プロファイルを[DefaultHoloLens2ConfigurationProfile]に変更します。
この構成プロファイルがデフォルトで用意されているターゲットデバイスのプロファイルになります。
これでHoloLens 2ようにプロファイルが設定されましたが、さらに細かく機能を設定する際にはデフォルトのプロファイルを編集することはできないため(ロックされている)一度クローン(複製)して新たなプロファイルを作成し、カスタマイズを行います。
[Copy & Customize] をクリックして、プロファイルの複製 ウィンドウを開きます。
プロファイルの複製ウィンドウが開くので[Clone]をクリックすることで編集が可能な[DefaultHoloLens2ConfigurationProfile]の複製コピーが作成されます。
[MixedRealityToolkit.Generated/CustomProfile]というフォルダが作成され複製コピーしたプロファイルが格納されます。 またMixedRealityToolkitの構成プロファイルに自動的に設定されます。
2. 空間認識機能を有効にする
[Spatial Awareness]タブから[Enable Spatial Awareness]のチェックをいれて有効化します。
次回はこのSpatial Awarenessを設定していきます。