本日はBlender調査枠です。
2019年末にFaceBuilderという複数の写真から人物の顔を作成できるというBlenderアドオンがリリースされました。
〇FaceBuilderとは?
FaceBuilder は、自然な表情の写真を複数使用して、フォトリアリスティックな3D モデルを作成できるBlenderアドオンです。
作成した3D モデルは、後で、Blender でスカルプト、アニメーション、トラッキング、その他さまざまな形で使用したり、ファイルに書き出して他の 3D ソフトウェアにインポートしたりすることができます。
FaceBuilderを用いることで経験豊富な3Dモデラーがいなくても簡単に作成ができるようです。
〇導入
次のサイトから15日間のトライアルのダウンロードを選択しファイルをダウンロードします。
Blenderを起動し上部タブから[編集]>[プリレファレンス]からアドオンタブを開きます。
右上部の[インストール]を選択しダウンロードフォルダにある[keentools_2.0.1_facebuilder_for_blender]を選択します。
最後に追加した[Add Mesh: KeenTools FaceBuilder 2.0.1]のチェックを入れ、更新ボタンを押すことでアドオンの導入が完了します。
アドオンの導入が完了しましたがFaceBuilderを使用するためには追加でコアライブラリを導入する必要があります。
どうやらBlenderのライセンスの関係でアドオンにコアライブラリを含めることができないようです。
「we cannot ship our core library with our addon due to Blender licenses,so you need to install it yourself. I have read and I agree to KeenTools End-user license Agreement=Blenderライセンスがあるため、コアライブラリをアドオンと一緒に出すことはできないよ、自分でインストールする必要があるよ。KeenToolsのエンドユーザーライセンス契約を読み、内容に同意してね」と書かれています。
ライセンスを読み、チェックボックスにチェックを入れて[Install]を選択します。
ここで[Nightly]と[Stable]を選択します。
両者の違いは更新頻度です。
Nightlyバージョンはライブラリがほぼ毎日更新されており、更新頻度が高い反面バグの発生などが存在する可能性もあるようです。
逆にStableバージョンは月一程度のライブラリの更新で比較的安定しているようです。
今回はNightlyを使用します。
ちなみにライセンスには以下の7種があるようです。
・Commercial(コマーシャル)
組織や企業のためのライセンスで、ライセンスは会社組織によって購入され、この組織内のすべての人が使用できます。
・Floating(フローティング)
商用ライセンスに似ていますが、フローティングライセンスサーバーでも使用できます
・personal(パーソナル)
個人向けのライセンスです。自分自身の使用のみで個人ライセンスは企業が購入するものではありません。
・Educational(教育)
教育目的の非営利目的でのみ使用できます。
・Trial(試用)
商用、フローティング、個人、または教育機関のライセンスが必要なすべてのノードに組み込まれているライセンス。 購入したライセンスをインストールしなくても、プラグインを最初の15日間使用できます。
・Free
無料ノードで使用し、商用、個人、教育など、あらゆるタイプのユーザーをカバーします。 ライセンスはプラグインに組み込まれています。
・ Free Beta
ベータ版です。 公開が終了すると使用できなくなります。
コアライブラリーの導入が完了するとライセンスを聞かれます。
defaultでTrialになっているようです。(残り29日使用できると表示されたためトライアルは30日間のようです。)
以上で導入が完了しました。