本日はMRTK3枠です。
〇環境
・Unity2021.3.5f1
・Windows 11
〇導入
MRTK3はUnityのPackageManagerを使用することで導入できますが、パッケージの管理、運用をするための専用ツールとしてMixedRealityFeatureToolsというものがあります。 MixedRealityFeatureToolsの導入に関してはこちらの記事を参考にしてください
〇MixedRealityFeatureTools(MRFT)を使用した導入
事前にUnityのからプロジェクトを作成している状態で進めます。
①MRFTを開きます。
②MRTK3を導入したいUnityプロジェクトのパスをProject Pathに指定しDiscover Featuresを選択します。
③MRTK3のタブを開き導入したいMRTK3パッケージを選択しGetFeaturesを選択します。
④導入するパッケージを確認して問題がなければImportを選択します。
⑤Approveを選択します。
以上で導入が完了します。 Unityプロジェクトを開くとパッケージのロードが行われます。
〇MRTK3の各パッケージを構成するパッケージ
MRTK3は23年現時点で以下の16パッケージで構成されています。
パッケージ名 | 機能 |
---|---|
MRTK Core Definitions | 共有定義、ユーティリティ、コンポーネント |
MRTK Accessibility | アクセシビリティに対応した定義、機能、サブシステム |
MRTK Audio Effects | オーディオを強化するエフェクトと機能 |
MRTK Data Binding and Theming | データバインディングとUI要素をサポートする |
MRTK Diagnostics | 診断とパフォーマンスモニタリングのサブシステムとツール |
MRTK Environment | 空間認識や境界などの環境に関する機能とサブシステム |
MRTK Extended Assets | アプリケーションで使用する追加のオーディオ、フォント、テクスチャなどのアセット |
MRTK Graphics Tools | シェーダー、テクスチャ、マテリアル、モデルなどのグラフィックス関連のツール |
MRTK Input | アーティキュレートハンド、オフライン音声認識、エディタ内入力シミュレーションなどを含む入力コンポーネント |
MRTK Spatial Manipulation | ソルバーを含む空間位置決めと操作コンポーネント |
MRTK Standardassets | アプリケーションで使用するための、マテリアルやテクスチャを含む標準資産。 |
MRTK Tools | MRTK3 アプリケーションの拡張と最適化に使われる Unity Editor ツールのコレクション。 |
MRTK UX Components | MRTK UX コンポーネント ライブラリ、Mixed Realityのための 3D ユーザー インターフェイスのビルドを開始するために、プレファブ、ビジュアル、既製のコントロール |
MRTK UXComponents NonCanvas | キャンバス レイアウトなしで 3D UX を構築するための MRTK 非キャンバス UX コンポーネント ライブラリ。 |
MRTK UXCore | MR ユーザー インターフェイス コンポーネントをビルドするための主要な対話式操作と視覚化スクリプト。 |
MRTK WindowsSpeech | ネイティブ Windows 音声 API の音声サブシステムの実装。 ネイティブ Windows 音声認識を使用してイベントを発生させ、XRI 対話式操作を促進できるようにします。 |
またそれぞれのパッケージは以下の画像の依存性を持っています。
必要に応じてパッケージを導入することでより使いやすくなっているもののパッケージの管理や機能の分散により慣れるまでは時間がかかりそうです。