本日はUnity枠です。
本日はUnityのRenderStreamingを動かしていきます。
〇RenderStreamingとは?
RenederStreamingはUnityによって提供されているパッケージでWebRTCの技術を用いてウェブブラウザ上でクラウドレンダリング(リモートでUnityアプリの実行)ができます。
これによって、例えば単体ではサポートされていないスマートフォンでHDRPを実行することなど処理を外部に委託することでネットワーク強度次第ですがパフォーマンスを上げることができます。
今回はサンプルを動かしていきます。
〇環境
・Unity2022.3.5f1
・HDRP
・Windows11PC
〇プロジェクトの作成
①Unityの新規プロジェクトを作成します。 今回は最初からHDRPのテンプレートを使用しています。
②Unity上部のワールドメニューからWindow→PackageManagerを開きます。
③+アイコンからAdd package by nameを選択しcom.unity.renderstreaming
と名前を入力し実行します。
④インポートが完了するとUnityの再起動を求められます。
再起動後にRenderStreamingが導入されていることを確認します。
〇RenderStreamingSetupウィザードの設定
RenbderStreaming Wizardが開きます。
初期状態では問題があるためFix Allを選択しオールグリーンにします。
〇サンプルの導入
PackageManagerからSamplesタブを開きRenderStreaming sampleをImportします。
Assets/Samples/UnityRender Streaming/(バージョン)/Example/Broadcast内のBroadcastシーンを開きます。
最後にRenderStreamingのWizardからWebAppからDownload latest version web app.を選択しサーバーアプリを入手します。
任意のディレクトリに保存します。
Webserver.exeが入手できました。
〇サンプルの実行
Webserver.exeをダブルクリックもしくはコマンドプロンプトで起動します。
初回のみセキュリティ上の警告が出ます。許可を選択します。
最後にUnityEditorに戻りBroadcastシーンを実行します。
以上で準備が完了しました。
ブラウザでlocalhost:80
を入力します。
これによって次のような画面が開きます。
Receiver Sampleを選択するとレンダーストリーミングの稼働を確認できます。
UnityEditor上と同一のシーンが確認できます。
以上でRenderStreamingを実行できました。
本日は以上です。