夜風のMixedReality

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Blenderのアドオンとして配布するパッケージについて調べる

本日はBlender枠です。

近日Blender Marketで自身のアドオンを配布or販売しようと思っています。

そこで今回はBlenderのアドオンについて改めて自分自身の知識でまとめていきます。

Blenderアドオンとは?

BlenderPythonの実行環境を持っており、Pythonスクリプトを使用してBlenderでデフォルトで提供されていない機能を追加できます。

BlenderではPythonスクリプトを実行する際はスクリプト実行ウィンドウから実行できますが、アドオンを使用することでユーザーはスクリプトの中身や実行を意識せず、GUIで実行することができます。

アドオンはBlender起動時にシステムに登録されるPythonスクリプト群と言えます。

〇アドオンの中身

アドオンはたいていの場合.zipファイルとして提供され、Blenderのプリファレンス画面でインストールします。

このようにしてインストールしたアドオンはバージョンごとのaddonsにアドオンごとに格納されれます。

ここで格納された中身を見ると_init__.pyとアドオンごとのPythonファイルが入っていることが確認できます。

_init_.pyBlender起動時に読み込まれるエントリーポイントとして使用されます。

Blenderではregister()およびunregister()と呼ばれる特別な関数でUIなどの機能を登録しています。

inity.pyのregister()でほかのpythonスクリプトのregister関数を登録できます。

def register():
 HarmonyKeys.register()

このようにBlenderのアドオンが構成されています。

〇アドオンの情報

アドオンを使用する際にアドオンのバージョンやBlenderのバージョン情報、アドオンの名前などを定義できます。

これはbl_infoブロックに記述します。

bl_info = {
    "name": "HarmonyKeys",
    "version": (1,0,0),
    "Auther" : "HoloMoto",
    "blender": (4, 0, 0),
    "category": "Animation",
}

Blender Marketで公開する

Blender Marketで自身のアセットを配布するためにはクリエイター登録が必要です。

blendermarket.com

またBlender Marketでの売り上げの1割はBlender財団に寄付され、これはBlenderの開発資金として使用されます。

つまりクリエイターは販売額の9割を収入として得ることになります。

本日は以上です。