本日はMRTKの実験枠です。
肉眼レベルで描画ができる業務用XRデバイスVario XR-3でMRTKを使用しました。
〇Varjo XR-3とは?
Varjo XR-3はVarjo社が開発、販売するハイエンドのXRデバイスです。
VRだけでなくHoloLens同様のMRも一台で体験できるデバイスで、ビデオシースルー式のディスプレイを持ちます。
特徴として非常に精度の高い解像度で、肉眼レベルとも呼ばれるほどの描画を可能としています。
使用するために求められるPCのスペックが以上に高い代わりにUnityのハイエンドレンダーパイプライン[HDRP]を用いての開発が行えます。
〇Varjoのプロジェクトを作成する。
VarjoのプロジェクトをUnityで作成するためにはUnity2019以上が推奨されています。今回はUnity2020.3.18f1を用います。
①新規でプロジェクトを作成します。ここではテンプレートからHDRPを選択しています。
②Unity上部のワールドメニューから[Window]→[PacageManager]を開きます。
③上部の[+]アイコンから[Add Package from git Url...]を選択します。
④[https://github.com/varjocom/VarjoUnityXRPlugin.git]を入力します。
これでVarjoのパッケージがインポートされます。
⑤[Sample]をインポートします。
以上でVarjoXRPluginの導入が完了しました。
⑥[Project Settings]を開き[XR Plugin Management]を開きます。[Varjo]にチェックを入れます。
⑦上部ワールドメニューから[GameObject]→[XR]→[Convert MainCamera To XR Rig]を選択します。
この作業によりMainCameraがXR Rigへ切り替わります。
以上でVarjoの設定が完了します。ヘッドセットをつないでエディタを実行することでVarjoのディスプレイでUnityのデバッグ作業が可能になります。