夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

UnityArtEngineで余分なものが移っている画像のトリミングを行いテクスチャを作成する。

本日はUnityArtEngine調査枠です。

〇UnityArtEingeとは?

UnityArtEngineはC#でプログラムをしてアプリ開発を行うUnityEditorとは異なるUnityのソフトウェアで、フォトリアルなテクスチャを作成することを目的として開発、提供されているソフトウェアです。

ArtEngineを用いることでUnity内で使用するマテリアルのテクスチャを簡単に作成することができます。

redhologerbera.hatenablog.com

〇UnityArtEngineでの画像のトリミング

今回は壁のテクスチャを作成します。

今回画像のように写真を撮影しました。

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画像はスマートフォンで撮影しましたが、撮影の際にスマートフォンの影などが入ってしまっています。

今回は画像をArtEngine内でトリミングしながら壁のテクスチャを作成します。

①画像をUnityArtEngineに導入して[Crop]ノードへ接続します。

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Cropはトリミングという意味の単語です。その名の通りUnityArtEngine内で画像のトリミングを行うことができます。

②[Crop]ノードは次のように2Dビューで画像の切り取り範囲をGUI的に指定できます。

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ノードを実行することでトリミングが行われます。

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③次に[PatternUnwrap]ノードを接続します。 このノードは歪み補正を行います。今回の画像の場合目に分かるパターンは顕著ではないためあまり有効ではありません。

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[Identify Pattern]を選択します。これによって画像からパターンが計測されます。

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2Dウィンドウで計測されたパターンが表示されます。

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④[GradientRemoval]ノードを接続します。 これはシーンのグラデーションを消すことができます。

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⑤[Mutation]ノードを接続します。

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これはパターンを計測しAIによって増幅させることができるノードです。このノードの処理を挟むことで実際の画像から仮想の画像を作成することができます。

⑥最後に[Compose Material]ノード、[MaterialGeneration]ノードを作成し[Output]ノードを接続し、処理を実行します。

こちらが今回作成した壁紙のテクスチャになります。

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以上で余分なものが移っている写真からUnityArtEngine内で処理を行いテクスチャを作成できました。