昨日はCUDAを導入しました。本日は同様にOptiXを導入していきます。
OptiXはBlenderでレンダリング時の設定で使用していますが、概要等わかっていない点が多いため今回改めて勉強していきます。
〇OptiXとは?
OptiXはNVIDIAによって開発・提供されているレイトレーシングエンジンです。
レイトレーシングとは「CG上の地点からある地点まで放たれたレイをトレース(追跡)してその情報を取得し、シュミレートする手法の計算方式」です。
おもに3DCGのレンダリングに使用される手法の一つで、現在高性能なGPUの普及とともに近年多く使用されているものです。
Blenderではレンダリングに使用されていますが、PC自体に導入することでレイトレーシングの計算を通常の処理として用いて、AIなどでの高速処理にGPUを使用することができます。
〇OptiXの導入
OptiXはインストーラーを使用して導入します。
インストーラーは次のリンクのNVIDIAのサイトからDLすることができます。
DLするためにはNVIDIAの開発者としてログインする必要があります。
DLしたexeを開きます。
インストーラーを実行し、支持される通り進めます。
特に問題なくインストールを完了できました。
〇システム変数の確認
きちんとOptiXが導入されているかを確認するためにシステム変数をチェックします。
このためにはタスクバーより環境変数を設定を開きます。
システム環境変数よりOptiX_INSTALL_DIRが設定されているかを確認します。
筆者の場合設定されていなかったため手動で設定します。
パスはインストーラーで特に変更していない場合以下のディレクトリになります。
"C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\OptiX SDK 7.4.0"
以上でOptiXを導入することができました。