本日はMRGT枠です。
最新のMRGTのバージョンではShaderGraphの機能が提供されています。
今回はこちらについてどのようなものなのか調査していきます。
〇MRGTのShaderGraph
ShaderGraphはUnityでノードベースでシェーダーを構築できる機能です。
通常シェーダーの構築はHLSL言語を使用したプログラミングやグラフィックパイプラインに関する知識がなくてもある程度シェーダーを作成することができます。
MRGTでは23年現在時点で正式リリースされていないv0.5.Xからシェーダーグラフのパッケージが登場しました。
MRTK GraphicsTools Shader Graphが導入されているプロジェクトではプロジェクトウィンドウからCreate→ShaderGraph→GraphicsTools→URPからLitShaderGraphおよびUnlitShaderGraphを選択することで使用できます。
MRGTではBuildInおよびURPどちらも対応していますが、現時点ではその名前の通りURP専用の機能となります。
作製したShaderGraphは通常のShaderGraphととくに大きな変化はありません。
MaterialのタイプはGraphicsToolsとなっており、これは通常のShaderGraphとして作成した後にタイプをそろえることでMRGTのShaderGraphとして使用することもできます。
唯一の違いは透明度に関してのオプションパラメータが強力になっていることです。
従来のShaderGraphでは透明度のオプションとしてSource Blend AlphaおよびDestination Blend Alphaが追加されています。
つまり通常のシェーダーグラフと比べてTransparentなオブジェクトを作成する際の表現の幅が広がっています。
現時点では正式にリリースされていない機能なので今後の進化にも注目していきます。
本日は以上です。