夜風のMixedReality

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MixedRealityGraphicsToolsのHoverLightの使い方

本日はMRGT枠です。

MRGTではGraphicsToolsStandardShaderをはじめとして様々な機能が提供されていますが、今回はUnityでポイントライトのように使用できるHoverLightについてみていきます。

〇HoverLightとは?

HoverLightはMRGTで提供されている機能で、ポイントライトのようにある座標から広がるライトを実装できます。

現状デフォルトで4つのHoverLightを使用することができます。また機能を拡張させることで最大10つまでのライトをサポートしています。

〇HoverLightの実装方

 HoverLightを使用するためにはGraphicsToolsStnaderdShaderおよびGraphicsToolsStandardCanvasShaderを使用する必要があります。

①ライトを受け取るオブジェクトを配置します。今回はプリミティブのPlaneを使用します。

②作成したオブジェクトのマテリアルを作成し、シェーダーをGrpahicsTools/Standardシェーダーに指定します。

今回はライトの説明がしやすいように黒をベースにしています。

③マテリアルのプロパティからHoverLightにチェックを入れライトを受け入れられるようにします。

④hierarchyウィンドウから新規でからのゲームオブジェクトを作成します。

⑤作成したLightオブジェクトにHoverLightコンポーネントをアタッチします。

以上でLightオブジェクトを中心にライトが配置されます。

パラメータとしてRadiusColorがあり、Radiusを変更することでライトの範囲が変わります。

ColorはHoverLightの色になります。

当然ですがライトは空間的に広がります。またHoverLightはシェーダーに組み込まれている機能のためMRGTシェーダーのみに有効です。

左のCubeはURPシェーダー、右のCubeはMRGTシェーダー

本日は以上です。