本日はMagic Leap2枠です。
先日はMagicLeap2に向けてUnityプロジェクトを構築しました。
MagicLeap2ではUnity2022以降のバージョンを使用する必要があります。
Unity2021などのバージョンではSDK側で自動的にMagicLeapOneに向けたアプリケーションとして構築されエラーを吐いてしまいます。
〇環境
・Unity2022.3.4f1(LTS)
・Windows11PC
・MixedRealityToolkit2.8.3
・MLHub
〇シーンの構成
今回はMRTKを使用したシーンを構築します。このためにMagicLeap用のMRTKPluginを入手しておきます。
これはMLHubから入手できるUnityPackageにオプションとして存在します。
①MRTKのリリースページから2.8.3のバージョンのMicrosoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Foundation.2.8.3.unitypackageおよびMicrosoft.MixedReality.Toolkit.Unity.Examples.2.8.3.unitypackageをダウンロードします。
②UnityプロジェクトのProjectウィンドウにドラッグ&ドロップしてインポートします。
正常に導入が完了すると上部ワールドメニューにMixed Realityが並びます。
Quest関連でエラーを出しますがこれはクリアできますので問題ありません。
③次に先にダウンロードしたMagicLeap用のMRTKPluginをインポートします。
このパッケージはデフォルトで以下のパスに存在します。
C:\Users\(ユーザー名)\MagicLeap\tools\unity\mrtk\v1.7.0-v1
ここからはシーンを構成していきます。
④UnityワールドメニューからMixed Reality→Toolkit→Add to Scene and Configure...を選択します。
これによってシーンのカメラがMixedRealityToolkit由来のものに切り替わります。
⑤次にMixedReality Toolkitオブジェクトを選択しインスペクターウィンドウからMagicLeap2 Default ConfigurationProfileへとプロファイルを差し替えます。
以上でMRTKを使用したMagicLeap2のシンプルアプリケーションが完成しました。
最後にBuildを行います。
これによってapkファイルが作成されます。
作製されたapkファイルをADBコマンドやSideQuestを使用してMagicLeap2デバイスにインストールすることができます。
以上でMagicLeap2の最も簡単なアプリケーションが作成できました。
Magic Leaps SetupToolによって非常に簡単にMagicLeap用のアプリケーションの設定が完了しMRTKによって簡単にデバイスに向けたシーンの設定が完了しました。