本日はVisualStudio枠です。
先日組織に所属しているGitHub Copilotユーザーに向けてGitHub Copilot Chatが利用可能になりました。
本日はVisualStudioCodeに向けて導入とそもそもGitHub Copilot Chatでは何ができるのかまとめていきます。
〇GitHub Copilot Chatとは?
まずChatの前にGitHub Copilotですが、もともとは航空用語でCopilotとは副操縦士という意味です。
副操縦士のようにAIを活用しプログラミングを支援、またはある程度任せることができるサービスがGitHub Copilotです。
GitHubCopilotを使用することでユーザーはコメントに処理内容を書くだけでAIが最適なコードを提供してくれます。
また、ユーザーが次に記述する処理を予測して提示する機能もありますが、現在IDEで開いているファイルを参照し、ユーザーに合わせたコーディングルールを採用するため、変数名や書き方など非常にユーザーに合わせた提案をしてくるため、筆者自身使用していて思考を読まれているような錯覚すら覚えます。
GitHub Copilot Chatは23年8月現在企業などの組織で使用しているユーザーに先行的にリリースされているサービスですでにCopilotを契約しているユーザーには無料で使用することができます。
GitHub Copilot ChatはIDEにChatGPTのような対話型AIの機能を追加したサービスで、従来ChatGPTにコードを投げてエラー内容などを聞いていた作業がIDEの中で完結するようになります。
今回はGitHub Copilot ChatをVisualStudioCodeに導入していきます。
〇前提条件
・GitHub Copilotを組織で契約しており、組織管理者がChatの機能を有効化していること
またGitHub Copilot Chatは現在のところVSCode及びVisualStudioでのみ対応しています。 Riderなどでは対応していないことが注意が必要です。(現在のところ)
〇GitHub Copilot Chatを導入する
①VSCodeを開きます。
②Extentions(拡張機能)を選択し、検索欄でGitHub Copilotを検索します。
③GitHub Copilotをインストールします。
④初回のみGitHubアカウントとの認証を行います。筆者環境ではChat以前にGitHub Copilotを導入していたためこの工程は省略されています。
GitHubCopilotを導入した際の記事を参照ください
⑤正常にインストールされるとツールバーにChatのアイコンが表示されます。このアイコンを選択することでChatGPT同様にChatが行えるようになります。
以上で導入が完了しました。
提示されたコードはInsertアイコンを選択することでボタン一つでコードに記述できます。
またIDEに搭載されている点を生かし、例えば気になるコードやエラーが出ているコードがあるとして、そのコードを選択し右クリックからCopilot→StartCodeChatを選択することでそのコードについての質問ができます。
例えば次の画像のように処理の意味などを聞くことができます。
GitHub Copilotの機能と併用できるため従来よりもより素早い開発が可能になります。
また、初心者にとってもコードの勉強といった利用方法もでき非常に魅力的な機能です。
以上でGitHub Copilot Chatについて導入と使用を行いました。