夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

StereoKitを試す (2023年版)

本日はStereoKit枠です。

〇環境

StereoKitは現在次のVisualStudioのバージョンがサポートされています。

・VisualStudio 2019

・VisualStudio 2022

(今回は2022で実行していきます。)

・StereoKitのテンプレート

marketplace.visualstudio.com

またHoloLensに向けて開発する場合はUWPのプラットフォームサポート、MetaQuestに向けてビルドする場合は.Netを用いたモバイル向け開発の環境が必要です。

またVisualStudioCodeを用いることも可能です。

今回はVSCodeを用いて開発していきます。

VSCodeを用いる場合は.NetSDKを導入している必要があります。

〇テンプレートの導入

①VisualStudioのMarketplaceからStereoKitのテンプレートを入手します。

marketplace.visualstudio.com

②ダウンロードした.vsixファイルをダブルクリックして実行します。

Installボタンを押すことでVisualStudioにインストールが行われます。

〇VisualStudioを使用したhellocube

①VisualStudioを開きプロジェクトの作成からテンプレートでStereoKitを選択します。

今回は.Net Coreを選択しています。

②任意のプロジェクト名をつけ任意の階層にプロジェクトを作成します。

③Project.csを開きSKSettingに一行追加します。

            SKSettings settings = new SKSettings
            {
                appName = "StereoKitProject1",
                assetsFolder = "Assets",
                displayPreference = DisplayMode.Flatscreen//追加
            };

ここで追加したコードはDisplayModeをフラットスクリーンにしてPC上で実行できるようにしました。

④実行を行います。

これによってUnityのようにシュミレーターが起動します。

マウスでHandTrackingを模倣しており、クリックでつかむ動作を行います。

以上でStereoKitのhellocubeを行えました。