本日は
先日MicrosoftMeshに関する情報がアップデートされていましたので、こちらでも追っていきます。
〇MicrosotMeshとは?
MicrosoftMeshはもともと2021年3月にMicrosoftのイベントBuildで発表されたMicrosoftのメタバース関連サービスを指します。
もともとの発表ではMicrosoft Meshを使用すると、ユーザーは物理的な場所、距離に関係なく、あたかもその場にいるかのように空間を超えて他者と共有し、様々な体験共有を行うことができ、Meshを活用して、バーチャルミーティングの強化、バーチャルセッションの実施、リモート支援、バーチャルでの複数人の共同学習、バーチャルな集会やミートアップなどを行うことができるという発表でした。
これはHoloLensだけでなくPCやスマートフォン、Questなどの他社デバイスを跨いであらゆるデバイスで使用できる計画であり、Mesh SDKと呼ばれるUnityアプリケーション構築パッケージが提供される予定でした。
23年春まではMicrosoftMeshのアプリケーションとしてHoloLens向けにMicrosoft Mesh(Preview)が提供されていました。
発表から丸2年がたってもMeshアプリケーションに関する進捗はありませんでした。
その間にAlexKipmanのMicrosoft社退任やMRTKチームの解散などHoloLensに関する風はよくなく、ようやく進捗と呼べる発表がありました。
〇23年9月時点の更新内容
〇概要
・新しいMicrosoft Teamsの機能として23年10月からPublic Previewが始まる。
・すでに武田薬品、アクセンチュアなどの企業で先行導入されている。(https://www.accenture.com/us-en/services/metaverse-index)
・Unityを使用して独自のMeshアプリケーション(Teamsのスペース)を作成できる。
Microsoft MeshはMicrosoft Teamsの機能としてのメタバース的立ち位置という理解でずれてはいないと思います。
〇Meshの特徴
・3Dデジタル環境
共有された3Dデジタル空間での意味のあるつながりを実現します。
この環境では、空間的な相互作用、同時に存在する感覚、没入感など、物理的に同じ場所にいるかのような体験が提供されます。
また前述の通りUnityを使用して独自の空間を作成することもできます。
UnityのSDKに関しては現在は公開されておらず近日何かしらの情報のアップデートがあると思われます。
日常的に使用するツールでアクセス
Microsoft Teamsを使用して、特別なツールを必要とせずに没入型空間に参加できます。
PCやMeta Quest VRデバイスを使用することで、より豊かで没入感のある体験を提供できます。
アバターとカスタマイズ
アバターを使用して、2DのTeamsミーティングと同様に没入型空間で自分自身を表現できます。
アバターの外見やスタイルをカスタマイズし、自分の気分や外見に合わせることができます。
アバターに関しては開発に参加しているCameronさんが1月にくれたビデオでも登場していました。 redhologerbera.hatenablog.com
ある程度のカスタマイズ性があるものと思われます。
空間オーディオとオーディオゾーン
多くの同時会話を行い、グループごとに効果的にコミュニケーションできます。同時に発生するサブグループ内で効果的にコミュニケーションできるオーディオゾーンも利用できます。
対話型アクティビティ
没入型空間内でチームビルディングのためのインタラクティブなゲームやアクティビティを実行できます。マシュマロを焼く、ビーンバッグを投げる、アイスブレイクの質問に答えるなど、参加者同士の絆を深める活動が含まれます。
MicrosoftHoloLensに関しては記事内では一切の情報がありません。
HoloLensがもし最初からサポートされている場合はMicrosoftとしては情報を出さないのは不自然であるためサポートされない可能性もあります。
いちおうVRとは別に『MRデバイス』と記述されており、これがHoloLensを指すのかどうかという感じです。