Adobe Aeroを試していきます。
〇Adobe Aeroとは?
Adobe AeroはAdobeが開発、提供するARコンテンツ作成ソフトウェアです。
ノンコーディングでインタラクティブなAR体験を構築、共有、表示することができます。
特徴としてコーディングが不要であるほかにCreativeCloudのアプリとの連携や作品の簡単な共有などが可能です。
〇Adobe Aeroの導入法
AdobeAeroはCreateveCloudのアプリを通してダウンロードが可能です。
モバイルアプリとデスクトップアプリがあり、今回はデスクトップ版を入手します。なおデスクトップ版はベータ版となっています。
インストールが完了するとアプリケーションが開きます。
UIなどはPhotoshopなどに似ています。
〇プロジェクトの作成
新規でプロジェクトを作成します。
3種類のテンプレートから作成が可能です。
・Surface Anchor
ARコンテンツを現実世界のスペースに正しく位置付け、コンテンツが配置した場所に留まるようにするための、物理環境内のトラッキング可能なテンプレートです。
最も標準的なタイプになります。
・Geo Anchor
3Dマップで特定の場所を選択することで、AR体験を行うことができます。
GoogleのGeospatial APIの技術を利用しています。
ジオアンカーは、屋外および公共の場所に使用します。
・Image Anchor
コンテンツ作成者が指定する2D画像であり、ARのターゲットに設定することができます。
今回はSurface Anchorで作成します。
Aeroではすでに様々なアセットが提供されています。
これはSTARTED ASSETS
と呼ばれています。
この中のアセットからダブルクリックすることでシーン内に配置できます。
配置したアセットはシーンウィンドウから見ることができます。
選択したオブジェクトの情報がPropertiesに表示される点など他のDCCツールによく似ています。
シーンの構築が完了したらShare
ボタンを選択します。
ARのシェア設定が表示されます。 ここではタイトルおよび著作者の設定が可能です。
最後にCreate Link
を選択します。
これによってQRコードが生成されます。このコードをスマートフォンで開きます。
スマホのAeroアプリで現実空間の床をかざすとアンカーを設定可能です。
タップしてアンカーを配置することで設定したアセットが表示されます。
以上でAdobe Aeroを体験することができました。
とても簡単にAR体験を作成することができました。
次回は自身の3DCGやGeoAnchorなどを試していきます。
本日は以上です。