HoloLensの開発ツールであるMixedRealityToolkitではサンプルとして配置するだけで使用できるボタンやスライダーなど数多くのUIが同梱されています。
開発者はプレファブとして提供されているこれらをシーンに配置し、Eventを指定するだけでUIとして機能します。
ここではBlenderを用いてSF映画や近未来を描いたアニメ作品に登場するようなFUI(Fictional User Interface)を基にHoloLens用のオリジナルデザインのUIボードを作ります。
今回はシリーズ第14回目です。
シリーズ2~8回は第一弾としてボタンを作成しました。
9回から実際にアニメの中に出てくるFUIがHoloLensのMixedReality世界でどのような振る舞いを見せるのかを調査する意味でもアニメの中のFUIをまねながらオリジナルのUIボードを作成しています。
〇テキスト
[Hierarchy]ウィンドウの上部[Create]タグから[Text-TextMeshPro]を選択し作成した[Text(TMP)]をボタン部のオブジェクトの子オブジェクトとして配置します。
[Text(TMP)]の位置や大きさを[コの字型ボタン]にあうように配置します。
[コの字型ボタン]に当たり判定である[BoxCollider]とMRTKでアクションに対しイベントを返す[Interactable.cs]をアタッチします。
今回はただのボタンではなく、ラジオボタンとして使用するため[Interactable.cs]の[Selection Mode]を[Toggle]に設定します。
[Profiles]にはコの字型ボタンを設定しています。
[Add Profle]を選択し二つ目の[Target]に[Text(TMP)]を指定します。
次回以降[Profile]を作成し、UIとして視覚的にボタンの選択状態と非選択状態がわかるような機能を盛り込みます。