本日はイベント枠です。
HoloLens会ではHoloLens Meetupを含め多くのイベントが開催されています。
今回はHoloLens ゆるっとLT会に参加しました。
〇ゆるっとLT会とは?
福岡のARコミュニティ(#AR_Fukuoka)が主催の緩めのHoloLensのオンライン発表会でLTの条件が非常に緩く誰でもwelcomeな空気が漂うイベントです。
【LT条件】
・基本的にHoloLensに関連していればOK
・HoloLensを使ってこんな事を試してみた
・勉強で使ってるおすすめチュートリアル
・こんなものを作ってみた
・こんな事をしてみたい、やろうとしたけどダメだった
発表は10分ほどで9月19日18時開催から20時までの夕方からの開催でビール片手にゆるっとしたイベントでした。
〇発表
今回はHoloLens縛りのイベントでした。 イベント自体はHoloLens縛りですが、非常にゆるっとしたテーマのもと開催され飛び入りLT歓迎のLT会でした。
〇Spatial Copy&Past
トップバッターはYoshinagaさん
イベントの主催者の方です。Azure Kinectなどの記事が非常に分かりやすく参考にさせていただいています。
春にHoloLens 2を入手しMRTKのチュートリアルを始めたものの飽きてしまい、オリジナルの取り組みを始めようとHoloLens 2内で空間のSaptialMeshを切り取り、複製、移動できるコンテンツを作成されたことを発表されていました。
SpatialMeshの切り取りは様々なことに応用できそうなアイデアで、ビジュアルインパクトも大きい取り組みでした。
Unityエディタ上では動作してもHoloLens 実機上ではMeshがずれる問題があり座標の軸がワールド座標、ローカル座標で違うのではないのか?という仮定のもと実機でもMeshが取り出すことができるようなったとの発表で、仮定の基に実験を行う過程がとても美しく感じました。
〇訪問先用非接触アテンドシステムを考えてみた。
2人目は北海道を中心に活動されているDoMCNの石岡さんです(@jun_mh4gさん)。
xR関連のコミュニティオープンイベントがコロナの関連で壊滅してしまい。
新たな出会いがないという中感染のリスクを下げるため感染者を少なく、絞りたいのにデバイスなの関係で集まってしまう問題もあり、わかる人に長く体験をしてもらえない状況を変えたいということで『知ってもらうための仕組み』という発表でした。
HoloLens2 ケースの中にMiracastアダプターとマイクロプロジェクターを入れる最小構成でアテンドを行いHoloLens 2 装着者の視点を壁に投影することでアテンドを最適化していました。
HoloLens 2のアテンドは筆者自身も何度も行っていますが、アクシデントも起こりやすく筆者の場合非常に大荷物になってしまいます。
プロジェクターはミラーリングしているPCを一つ減らせるので筆者も導入したいです。
プロジェクターは壁に移すことで非接触にアテンドを行える素晴らしいアイデアです!
〇HoloLens 2でSQLiteを使ってみよう
3人目はMorioさん 日本のHoloLensコミュニティのお父さん的存在です。
SQLが大好きでどこでもSQLが使いたいとのことでHoloLens 2でSQLiteを使ってみたとのことです。
HoloLens 1stでも動かしていたもののHoloLens 2では動かなかったため新たな方法でSQlitを動かして動かせたとの発表でした。
〇HoloLensでもヘドバンがしたい!
4人目はいしもちさんです。今年の春ぐらいからHoloLensを触り始めた方のようです。
HoloLensの前にOculus Questでヘドバンをするコンテンツを作成されており、それをHoloLensに対応させたようです。
メタルバンドで観客全員がHMDを付けてヘドバンしていたら楽しそうだなという思い付きから作成されたようで、とても聞いていて楽しそうな取り組みです。
HMDでヘドバンという発想自体筆者になかったのでこれは試してみたいです。
〇Microsft Map-SFK for Unityで簡単なアプリを作ってみる。
5人目は筆者ホロ元です。
こちらは明日の記事でまとめます。
〇オフラインでも動く捜査支援アプリを作ろうとしている
最後は高下さんです。福岡を中心に活動されている方のようです。
仕事で「好きなことやっていい」といわれてHoloLensを始めたそうです。
操作支援に関してHoloLens2で普段2名体制で行っている操作支援を1名にできないかという内容を発表されました。
ポイントとしては以下の二点
①できる限り実機から目線を外したくない ジェスチャーも使いたくない。
②通信環境に依存したくない(作業環境にネットワークがないことも多いため)
QRコードを見て音声操作で進めることができる仕組みでオフライン動作で行う方法の内容が発表されました。
HoloLens2のドキュメントフォルダに音声ナビ情報(ogg)を直接入れて読み込んでいるようです。
HoloLensの音声認識は基本オンラインの時に正確になりオフラインの場合精度が悪くなります。oggでの音声認識が非常に正確で今後取り組んでみたいと思う内容でした。
筆者も屋外で活動することが多いのでこのようなオフライン前提の取り組みの発表はやはりとても興味深いモノでした。