本日はイベント枠です。
本日22年6月23日HoloLens Meetup val.30**が開催されました。
〇HoloLens Meetupとは?
HoloLens Meetupは日本のHoloLensコミュニティが主催するイベントです。
毎回メインセッションとしてHoloLensに関する知見の共有と、LT(ライトニングトーク)枠として5分ほどでHoloLensに関する話をします。
筆者は3年間連続でLT枠として登壇させていただいています。
今回は30回目のイベントになります。
〇マイクロソフトのメタバース&MixedReality最新情報アップデート
日本マイクロソフトの上田さん、濱口さん ニコンクリエイツの屋比久さんの登壇でした。
先月行われたMicrsoft BuildでMicrosoftのCEOサティラ・ナディラの10個のトピックとして基調講演で公開された川崎重工のメタバースの例が共有されました。
またニコンのMixedRealityCaptureStudioに関する情報も教諭されました。
この3つの事例に関して共有がありました。
〇マイクロソフトの考えるメタバース
マイクロソフトはメタバースを現実世界の要素を永続的にデジタルで表示するための一連のテクノロジーととらえているようです。
xRにとらわれず、現実世界とデジタルの世界の融合、相互作用に価値があると考えているようです。
〇メタバースの価値
3つの価値が紹介されました。
・デジタル空間で2Dではできない人の存在を高める。 ・デジタル空間に新しい空間を無限に作れ、そこに人があるまることでコミュニティ画まれる。没入型世界の創造
・現実世界との相互作用
これらを提供するうえで安心安全そしてオープンなプラットフォーム上に構築されることが非常に重要ととらえているようです。
デバイスにとらわれず、誰もが心地よいインクルーシブなコミュニティを構築することを目指しているようです。
〇川崎重工とマイクロソフトによるインダストリアルメタバースへの取り組み
〇インダストリアルメタバースとは?
製造業として抱えている問題に労働人口の減少により自動化が重要であるが、ロボット一台使うにも導入コストがかかるという点があります。
これには機械台のコストのほか開発関係者が現場で作業をするというコストもあります。
ここでデジタルツインをうまく活用してリモートで開発者が現場にいるように技術者が対応できるようにした事例が川崎重工のインダストリアルメタバースです。
このようなインダストリアルな世界にメタバースを持ち込むことをインダストリアルメタバースと名付けたようです。
本来現場に直接向かう必要がある技術者がリモートで複数現場に対応できることで非常に効率的にかつコロナ禍の社会で有用であると感じます。
〇ニコンクリエイツによるMixedRealityCapture
MixedReality CaptureStudioに関する新しい話題が共有されました。
ニコンクリエイツは22年にニコンから誕生した映像コンテンツを作成する企業です。
MixedRealityCaptureStudioは世界中にマイクロソフトによって提供されているボリュメトリックビデオスタジオです。
ニコンクリエイトはこの日本第一号としてマイクロソフトとパートナーとなりスタジオを提供し始めるようです。
22年の秋に羽田空港そばにスタジオが移転し、ボリュメトリックビデオの撮影装備に加えハイスピードカメラなどニコンの持つ撮影技術を詰め込んだ複合施設としてPOLYMOTION STAGE が提供されるようです。
〇MixedRealityToolkit v3 Recap
全国的に活躍されるMRTKを切り開いておられる宮浦さんによるMRTKのRecapです。
MRTK3はMixedRealityToolkitの最新型で第3世代です。
今回はMixedRealityDevDaysで発表されたセッション
〇MixedRealityDevDaysとは?
毎年春頃に開催されるMicrosoft社によるMRの開発技術イベントで、MRTK3はここで発表されました。
MRTK3は現時点でプレビュー段階で、現時点では検証を目的に使用することを推奨されています。
MRTKは最初HoloLens専用に開発されていましたが、その後WindowsMixedReality イマーシブヘッドセットの登場を受けHoloLensだけではなくVRデバイスにも対応するようにMixedRealityToolkitとして改められ、その後MetaQuestなどに対応したクロスプラットフォームなMixedRealityToolkit v2として再登場、そして今回MRTK3が提供されました。
MRTKv2の課題として挙がった点を受け、また最新のUnity、XR環境に対応するためにOpenXRに対応しています。
〇LT登壇
今回は筆者を含む8名がLT登壇を行いました。
筆者は「HolographicRemotingで最高のグラフィックを」というタイトルで登壇しました。
こちらは別途明日の記事として共有します。
本日は以上です。