本日はHoloLens 小ネタ枠です。
HoloLensではアプリを起動するランチャーとして2Dランチャーと3Dランチャーの二種類を選択することができます。
通常特に何も設定していない場合は2Dランチャーが作成され、3Dランチャーを作成するためには専用の工程を挟む必要があります。
Unityを使用している場合Unityでビルド後にソリューションファイルをVisualStudioで編集する必要がありました。
MRTK v2.6以降ではこの仕様が若干変わったようなので改めて調べてみました。
従来の方法は次のようになります。
〇HoloLens Adventカレンダー2021
HoloLens Adventカレンダーは技術関連投稿サイトのQiita上で毎年12月に開かれているイベントの一つです。
あるテーマに沿って12月1日から25日までの間毎日誰かしらが情報共有を行うというイベントになっています。
HoloLens Advent カレンダーは初代HoloLensがリリースされた2016年より毎年開かれ今年で5年目となっています。
〇MRTK v2.6以降の3Dアプリランチャーの設定
MRTK v2.6以降では[ProjectSettings]→[MixedRealityToolkit]→[BuildSettings]では[3D App Launcher Model]の設定欄が存在します。
[3D App Launcher Model]にはgltf形式のモデルが対応しています。
[Assets]内に配置したgltfモデルのメッシュをドラッグ&ドロップすることで[3D App Launcher Model]の設定が行えます。
この作業によって生成されるソリューションファイルの[Assets]フォルダ以下に[3D App Launcher Model]に設定したモデルが出力されています。
同時にソリューションファイル内の[Package.appxmanifest]に自動的に3Dアプリランチャーのモデルが登録されます。
以前は[Package.appxmanifest]を手動で書き換え、ビルドする度に生成されるソリューションファイルの[Assets]フォルダ以下に3Dモデルを置きなおす必要がありました。
これによってより簡単にアプリランチャーが設定でき、高速化されるようになりました。
〇3Dアプリランチャーが反映されない場合
3Dアプリランチャーが反映されない場合はUnityで書きだしたフォルダ(大体Appsフォルダ等の名前)を削除しビルドしなおします。
これは以前の3Dアプリランチャーを設定する以前の情報が引き継がれているためです。