夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

ゼロから学ぶHoloLens 初心者向けチュートリアル VisualStudioでWi-fi経由のリモートデプロイ

本日はチュートリアル枠です。

今回自分が3年前HoloLens に初めて触れ右も左もわからない中開発を行った頃の自分に向けてチュートリアルを作成します。

今回は順番が前後してしまうのですが、VisualStudioを用いたHoloLensへのデプロイ(実機へインストール)に関してのTipsです。

1.Unityの環境を構築しよう!

2.MRTKを使おう!MRTKとは何か?

    UnityEditorでMRTKを使おう

    アプリをUnityからビルドしよう。

    HoloLens実機にデプロイしよう

    Wi-fiを用いてリモートでデプロイしよう←本日はこちら

3.HoloLensの5大要素を学ぶ

      空間認識機能を実装する

      空間認識の表現

       AirTapの実装

      オブジェクトを動かす

  空間音響を使う。

      音声入力を使う。

〇HoloLensへのデプロイ方法

HoloLensでは[UWP(UnivarsalWindowsPlatform)]のアプリケーションのみ動作します。

 そのためUnityから一度ソリューションファイル(.sln)を書き出し、VisualStudioを用いて実機にインストールします。

 この際にいくつか方法がありますが、今回はWi-fiでのリモートデプロイを行います。

〇HoloLensへのリモートデプロイ

今回はUnityからビルドしてソリューションファイルが生成されている状態から進めます。

①ソリューションファイルをVisualStudioで開きます。

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②デプロイの設定を[リモートコンピュータ]に設定します。

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③[リモートコンピュータ]のボタンの右側にある▽のアイコンを選択します。さらに[(プロジェクト名)のデバッグプロパティ]を選択します。

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 プロパティウィンドウが開きます。

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④サイドタブから[デバッグ]を選択します。

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⑤[コンピュータ名]に起動しているHoloLensのIPアドレスを入力します。

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HoloLensのIPアドレスは[What's is a my IP address]もしは[私のIPアドレス]と音声コマンドを使うことで表示されます。

⑥[適応]を選択しウィンドウを閉じます。

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⑦VisualStudio上部のタブから[デバッグ]→[デバッグなしで実行]を選択します。

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以上でHoloLens実機にアプリがデプロイされます。

Wi-fiを用いたリモートデプロイのメリットとしてUSBコードが必要ない点が挙げられます。