本日はHoloLensアプリトラブルシューティング枠です。
〇発生した問題
UnityでHoloLensアプリを作成した場合VisualStudioを用いてデプロイを行います。
通常Unityでビルドされたソリューションファイルを選択しVisualStudioを開き、構成プラットフォーム(HoloLens 2の場合[ARM]or[ARM64])を選択し、[デバイス]を選択することでUSBでの有線デプロイ、[リモートデバイス]でWi-fi経由のリモートデプロイが可能です。
筆者の環境で一度PCをリセットして環境構築を行ったところ、この配置プロパティが[リモートWindowsデバッガ]、でHoloLensにデプロイするオプションが表示されません。
〇同様の問題
このような現象が起こった際にまずVisualStudioのツールを確認します。
MicrosoftのドキュメントではVisualStudioで必要なツールが確認できます。しかし今回の場合必要なツールはすべて導入されていました。
同様の問題を検索すると少数質問としてありましたが、いずれも具体的な解決策が記述されていませんでした。
〇解決法・原因
UnityでビルドしたソリューションファイルをVisualStudioで開きソリューションエクスプローラーの対象のプロジェクトを右クリックで選択します。
[スタートアッププロジェクトに設定]を選択します。
以上で[デバイス][リモートコンピューター]が表示、選択できるようになります。
たったこれだけですが、気が付くまで2時間以上かけてしまいました。
原因としては何らかの原因で[Il2CppOutputProject]がスタートアッププロジェクトに指定されていたことでした。
Il2Cppのプロジェクトがビルド対象であったことで正常なビルドができていませんでした。
〇参考
スタートアッププロジェクトに関して